東建物株が急伸、大型ビル竣工で収益基盤拡大とモルガンM証格上げ

マンション販売と賃貸ビルが主力 の東京建物株が急伸。開発中の大型ビルの竣工で収益基盤の拡大が見 込めるとし、モルガン・スタンレーMUFG証券では14日に投資判断 を引き上げたため、今後の収益増と株高を期待する買いが膨らんだ。

株価は一時前日比4.8%高の286円と5月19日(5.6%)以来、 約1カ月ぶりの日中上昇率を記録した。

モルガンMUFG証では、東建物の投資判断を従来の「イコール ウエート」から「オーバーウエート」へ、目標株価を325円から400 円に引き上げた。大室友良アナリストは投資家向けリポートで、「本業 の回復が遅れ気味で、物件売却益への依存度が高い点はマイナス」と しながらも、大手不動産株の中で出遅れ感が一番強く、さらに中野駅 前開発や京橋3丁目などSPC(特別目的会社)を通じ都内で開発中 の大型ビルが今後竣工し、収益基盤拡大が見込める点を評価した。

会社側の今期(2011年12月期)の連結営業利益予想は、前期比

3.9%増の250億円。これに対し同証では、今期252億円、来期239 億円、再来期268億円と見込んでいる。

また大室氏は、東京のビル大量供給や空室率高止まりの悪材料は ほぼ織り込まれ、割安感が強まっているとし、不動産業界の投資判断 を「インライン」から「アトラクティブ」に引き上げた。業績の達成 意欲が強く、バランスシートの透明性も向上したとし、投資判断が「イ コールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げられた住友不 動産株も一時、3%高の1705円と続伸。

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