米ボーイングと機械工、行政法判事が和解要請-工場めぐる係争で

【記者:Susanna Ray】

6月14日(ブルームバーグ):米航空機メーカー、ボーイング の新設の次世代中型旅客機ボーイング「787」(ドリームライナー) 生産工場をめぐる同社と機械工の係争について、行政法判事は14日 審理を開始し、両者に和解を求めた。同工場は労働組合が組織されて いない。

クリフォード・アンダーソン行政法判事はワシントン州シアトル で「両者の関係が継続している場合は特に、和解は常に検討される必 要がある」と述べた。全米労働関係委員会(NLRB)は、ボーイン グが将来のスト回避に向け、シアトル地域の労組の影響が及ばない場 所に工場を建設し、機械工のスト権を侵したと申し立てていた。

アンダーソン判事は、この案件は4-6カ月かかり、一方が上訴 すれば決着までの期間は5年に延びるとの見通しを示した。

ボーイングは2009年にサウスカロライナ州ノースチャールスト ンに工場建設地を選んだ理由として、生産を安定させる必要性を挙げ ている。同工場はワシントン州エバレットですでに開始している787 の生産を手掛ける予定。建設地決定は、機械工2万6000人が08年 に2カ月に及ぶストを実施した後だった。同ストは1989年以来、4 回目。

ボーイングは14日午前、訴えを退けるよう求める申し立てを行 った。5月末には、機械工からの和解案を不合理だとして拒否して いる。

同社の弁護人を務めるウィリアム・キルバーグ氏はこの日、記者 団に対し、「ボーイングは常に和解に道を開いている」と語った。

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