商品ヘッジファンド:ブレバンやジャミソン好調-5月の相場下落でも

商品相場が過去1年間で最大の下 落を示した5月に、英ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントと 米ジャミソン・キャピタル・パートナーズが運用するヘッジファンドの 運用成績がプラスとなった。投資家向けリポートと、リターン(投資収 益率)に詳しい関係者の話で明らかになった。

ブルームバーグが入手した投資家向けリポートによると、ブレバ ン・ハワード・コモディティーズ・ストラテジーズ・マスター・ファン ドの5月のリターンは0.5%だった。同ファンドの運用資産は3月31 日時点で3億6800万ドル(約300億円)。ジャミソンの資産規模6億 ドル以上のコッペンバーグ・マクロ・コモディティー・ファンドは約

5.9%だった。関係者2人が匿名を条件に明らかにした。

欧州のソブリン債危機と中国のインフレ加速により世界の経済成長 が鈍化するとの観測が広がったことから、ニューエッジ商品取引指数に よれば、商品ヘッジファンドの5月の運用成績の平均はマイナス0.7% となった。商品24銘柄で構成するスタンダード・アンド・プアーズ (S&P)のGSCIスポット指数は月間ベースで6.8%下げ、過去1 年間で最大の低下率を示した。

一部の小規模ファンドは5月に金属や原油、食肉などの商品の売り 持ちとなることで利益を挙げた。

投資家向け書簡によると、昨年7月に運用を開始した資産規模1億 ドル未満のデュエット・コモディティーズ・ファンドの5月のリターン は3.7%。トニー・ホール最高投資責任者(CIO)によると、銀の売 り持ちになったことがリターン上昇の一因だった。

ホール氏は電話インタビューで「われわれは銀については慎重姿勢 を取っていた。銀相場は興奮状態に陥っており、バブルの状況に近づい ていたと言える唯一の商品だった」と指摘。北海ブレント原油と銅につ いては「中期的に」選好していると述べた。

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