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欧州債:ドイツ国債が下落-追加支援の観測でギリシャ国債は上昇

欧州債市場ではドイツ10年債 の利回りが過去10週間で最大の上昇となった。欧州当局はギリシャ への追加支援策を決定するとの見方が広がったことが背景にある。

ギリシャ国債は上昇。10年債利回りは7営業日ぶりの低水準を 付けた。ギリシャ追加支援が6月末までに決定される見込みだとのユ ーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセンブル ク首相兼国庫相)の発言が材料視された。他の周辺国の国債債も上昇 し、アイルランド2年債利回りは1月以降で最大の下げとなった。

この日発表された5月のユーロ圏のインフレ率が予想に反して低 下したものの、ドイツ国債への支援要因とはならなかった。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「ギリシャ支援に関する新たな展開を受けて安 堵(あんど)感が広がり、リスク意欲もやや高まった」と述べ、「ギ リシャをめぐる議論の行方が明らかな中心材料だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時25分現在、ドイツ10年債利回りは前日 比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.02%。一 時は8bp上げた。同国債(表面利率3.25%、2021年7月償還)価 格は0.40ポイント下げ101.940。ドイツ2年債利回りは2bp上げ

1.61%。30日には1.56%まで下げ、3月18日以来の最低を付けた。

ユンケル議長は前日にパリで、欧州連合(EU)首脳がギリシャ 債務の「全面的な再編」を否定したと述べた。

ギリシャ2年債利回りは前日比52bp低下し24.79%と、20日 以来で初めて25%を割り込んだ。今月24日にはユーロ導入以後の最 高となる27.19%に達していた。ギリシャ10年債利回りは36bp 下げて16.07%。これは20日以来の低水準。

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