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ダイヤの輝きは永遠にあらず-英キャサリン妃のサファイアで潮流変化

ダイヤモンドは長い間、女性にと って親友のような存在だった。今では婚約者に贈る宝石としてサファイ アやルビー、エメラルドなども好まれるようになっている。

先月婚約した米ニュージャージー州の医療技術者、サラ・デレマー さんは、婚約者と一緒にデザインしたサファイアの指輪を婚約指輪にし た。「目立つのが大好きなので、何か違う物を選んだ」と語る。

米歌手のジェシカ・シンプソンさんの婚約指輪がルビーとダイヤ、 英国のキャサリン妃の場合はサファイアとダイヤだったことからカラー ストーンを選ぶトレンドが勢いづいた。伝統的なダイヤの代わりに他の 宝石を望むカップルが増えている。一部のダイヤにはアフリカの内戦の 資金源に利用された「ブラッドダイヤモンド」のイメージがなお付きま とっている。

ニューヨークの宝飾品店、ラインスタイン・ロスのブランドディレ クター、アンドルー・シュロス氏によると、サファイアの人気が高まっ ている。「ファンシーカラー」ダイヤも人気だ。170年以上の歴史を誇 る米ティファニーは創業以来ファンシーカラーダイヤを扱っているが、 昨年にはイエローダイヤのコレクションを導入した。シュロス氏は「カ ラーストーンを選ぶのがとても流行している。これらは幸運を象徴する 色であり、非常に温かな感じがする」と語る。

結婚式の企画を手掛けるウェブサイト、ザノット・ドット・コムの シニア・ファッションエディター、ヘザー・リーバイン氏によると、ピ ンクダイヤが最も人気が高い。

リーバイン氏によれば、米女優のジェニファー・ロペスさんが 2002年、俳優のベン・アフレックさんと婚約する際に選んだのが6.1 カラットのピンクダイヤだったことからカラーストーンを婚約指輪にす るトレンドが始まった。

「心地よさ」

リーバイン氏は「メディアにいつも登場しているので、新婦たちは このアイデアをこれまでより心地よく感じるようになっている」と話 す。

業界調査会社ウエディング・リポートによると、米国人が昨年、婚 約指輪のために支出した金額は計61億2000万ドル(約5000億円)。 指輪1個の価格は平均3465ドルだった。

データによると、結婚指輪への支出は06年と比較して6.5%増え たものの、婚約指輪の場合は31%落ち込んだ。ウエディング・リポー トを運営するシェーン・マクマレイ氏によると、08年のリセッション (景気後退)以降、カップルたちは「どの程度の金額が身の丈に合って いるかこれまで以上にしっかり認識する」ようになった。

宝石認証・保証研究所(ニューヨーク)のドナルド・パルミエーリ 所長によると、高品質のダイヤ1カラットの価格は5500-1万1000 ドル。同じサイズのルビーは最高で約4000ドル、ブルーサファイアは 1600-2000ドル、エメラルドは8000ドル以上となっている。

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