コンテンツにスキップする

インド:1-3月GDPは前年比7.8%増に鈍化-利上げ圧力続く

インドの1-3月(第1四半期) の経済成長率は、製造業やサービス業活動の減速を受けて鈍化した。た だ、インド準備銀行(中央銀行)には引き続き、インフレ抑制に向けた 追加利上げ圧力がかかっている。

インド中央統計機構が31日発表した第1四半期の国内総生産(G DP)は前年同期比7.8%増。昨年10-12月(第4四半期)は同

8.3%増(改定値)だった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト22 人の予想中央値では8.1%増と見込まれていた。

インドのインフレ率は、主要新興国の中ではロシアに次いで高い水 準にある。インド中銀は昨年3月以降9回にわたり政策金利を引き上げ ているが、今月も追加利上げを示唆した。国際通貨基金(IMF)やゴ ールドマン・サックス・グループ、クレディ・スイス・グループは、金 融引き締めの影響でインドの今年の経済成長率は鈍化するとみている。

キャピタル・エコノミクス(アジア)のエコノミスト、ビシュヌ・ バラサン氏(シンガポール在勤)は統計発表前に、「インドではインフ レが重要な課題だ」と指摘。「成長の勢いは依然として相当しっかりし ており、インフレ抑制のために監視が必要」と語った。同氏はインド中 銀が次回6月16日の金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引 き上げると予想している。

インド中銀は今月3日、政策金利であるレポ金利を0.5ポイント 引き上げ、7.25%に設定。利上げ幅は2008年7月以降最大で、成長鈍 化のリスクを冒してでもインフレ対策を強化する姿勢を示した。同国の 4月のインフレ率は8.66%と、3月の9.02%から鈍化したものの、同 中銀は9月までさらに低下する可能性は低いと予想している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE