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東電株反落、格付けジャンク級で警戒売り-銀行株への影響は限定

東京電力株が反落。米格付け会社 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は30日、東京電力の格付 けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた。投資適格ではなくな ったことで、今後の資金調達への影響などが懸念され、株価は一時前 日比4.6%安の311円まで下げた。

S&Pは東京電力の長期会社格付けを「BBB」から「B+」に 5段階引き下げた。2011年3月期決算での財務内容の悪化に加え、「政 府による損害賠償支援の内容や正式決定の時期などが依然として不透 明である」ことや、取引銀行が債権放棄や既存融資の金利減免といっ た同社が定義する「選択的債務不履行」に該当する金融支援を提供す る可能性が高まっている、と判断したためという。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 「投資適格ではないということで、ある程度投げざるを得ないところ も出てくる」との認識を示した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は、 東電株は「ファンダメンタルズで判断ができないため、材料に反応す る」と指摘。格下げを受け、東電CDSのスプレッドも急拡大してお り、「株価についても当然いい話ではない」としていた。

一方、大手銀行株の動きは、三井住友フィナンシャルグループ株 が朝方に一時前日比1.2%安の2306円まで下げた後、0.1%安まで下 げ渋り。三菱UFJフィナンシャル・グループ株は同1.1%安の369 円まで売られたが、変わらずまで戻すなど影響は限定的だった。

-- Editor:Makiko Asai、Shintaro Inkyo

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