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仙谷氏:原発事故対応、政権代われば前進する話ではない-会見

仙谷由人官房副長官(民主党代表 代行)は30日午前の会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故への 対応は菅直人首相が交代すれば前進するものではないとの認識を示し、 与党内の一部や野党側から出ている「菅降ろし」の動きをけん制した。

仙谷氏は政府の事故対応について「政権が代わればなんとかなる、 そんな簡単な話ではない」と指摘。民主党内で自民、公明両党が今国 会に提出する予定の内閣不信任決議案に同調する動きがあることに関 しては、「忙しくて政局的な話には疎くなっている。どういう論理展開 の下にそういう動きがあるのか分からない。コメントのしようがない」 と述べるにとどめた。

これに関連し、民主党の岡田克也幹事長は同日午後の会見で、不 信任案への対応について「今週か来週の早い時期に出てくるものであ ろうと予想している。出てくれば、党が一丸となって粛々と否決する ということを役員会で確認した」と指摘。その上で、仮に党所属議員 が不信任案に賛成したり、採決に欠席した場合には「党として厳正に 対処する」ことも役員会で決めたことを明らかにした。

東京電力

仙谷氏は、東京電力などの事故に関連する情報公開の在り方につ いては「東京電力も東京電力、保安院も保安院、原子力安全委員会も 安全委員会。私のような素人が見ても、国民やあるいは国際社会がど う見ているのかということについて少々、鈍感すぎると思う」と批判 した。

民主党が一枚岩になっていないから震災復興への対応が遅れてい るとの指摘に対して同氏は、「これも飛躍した論理だ。なんでもかんで も震災復興の遅れということに結び付けられるのはいかがなものかと 思う。私は遅れているなんて全然思っていない」と語った。

政府が震災からの復旧・復興に取り組んでいるにもかかわらず世 論調査で内閣支持率が上がっていないのは国民が木を見て森を見てい ないということかとの質問には、「そういう部分もまったくなきにしも あらずだと私は思う」と述べた。

一方、大連立など民主党と自民党の協力関係構築については「一 般論として言えば、従来からこの局面は、特に参院の方はねじれてい るので、大連立的というか与野党が協力、共同しなければ乗り越えら れない局面だというのが基本認識だ」とその必要性を指摘した。その 理由としては「国会で法律が通らない。それほどひとつひとつに時間 をかけている余裕は日本にはない」ことを挙げた。

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