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仏財務相:職権乱用問題で不安ない-調査めぐる裁判所決定控えて

【記者: Heather Smith】

5月29日(ブルームバーグ): 国際通貨基金(IMF)専務理事選 に立候補を表明したフランスのラガルド財務相は、過去の職権乱用で 調査を行うかどうかをめぐる裁判所の決定を控えて、「良心に不安はな い」と心境を語った。

ラガルド財務相は仏ラジオ局ヨーロッパ1の番組で、サルコジ大 統領の支持者である実業家ベルナール・タピ氏と当時の国営銀行クレ ディ・リヨネとの係争に介入し、調停に持ち込んだことについて、15 年に及ぶ係争を終わらせることが国家の利益と合致していたと釈明し た。係争はタピ氏に3億8500万ユーロ(現在のレートで約450億円) を支払う形で決着した。

財務相はタピ氏との係争で直近の裁判所の決定を検討した結果、 国が「最大70億ユーロを支払うリスクがある」と判断。訴訟の続行、 和解、調停の3つの選択肢を想定したが、「国に最もマイナスにならな い形で決着」できる調停を選んだと説明。在任中の閣僚の犯罪を扱う 共和国法院にこの問題を調査するよう求めた検察の報告書も批判した。

ラガルド財務相はIMF専務理事選での支持を訴えるため、29日 夜にブラジルに向かう。財務相はブラジルについて、接触した国々の 中で「最初に訪問を求められた国だ」と発言。また、中国とインド、 「アフリカの一部諸国」とも接触したとした上で、中東諸国も訪問す る公算が大きいと述べた。

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