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09年のエールフランス機墜落:計器類の誤作動で混乱か-仏事故調査局

2009年に大西洋上で発生したエー ルフランス447便の墜落事故を調査している専門家は、計器類の誤作 動でパイロットらが混乱し、墜落回避のために必要な操作とは反対の 行動を取っていたとみられるとの見解を示した。フランス航空事故調 査局(BEA)の暫定報告書で明らかになった。

同報告書によれば、パイロットは失速時には機首を下げて速度を 上げるよう訓練されているにもかかわらず、事故を起こしたエアバス 「A330」機のパイロットの1人は失速警報に対して機首を上に向けた という。

事故機との交信では、機が氷雲に突入した後、飛行速度センサー が誤作動を起こし速度の急低下を示していたことが分かっている。失 速警報は3回鳴ったという。

元パイロットで現在は航空コンサルティング会社セーフティー・ オペレーティング・システムズに勤務するジョン・コックス氏は「パ イロットの反応はわれわれが望むものでも、あるべきものでもなかっ たことは間違いない。機首は下げておくべきだった」と指摘した。

暫定報告書によると、パイロットは墜落まで3分半の間、事故を 回避しようとしていたという。計器類が停止する1分弱前まで操縦を 担当していたのは3人のうち最も経験の浅いパイロットで、機長では なかった。この墜落により、乗客・乗員228人全員が死亡した。

米運輸安全委員会(NTSB)の元委員、リチャード・ヒーリン グ氏によると、嵐の乱気流によってスピードが速過ぎるという錯覚に 陥ったなどの可能性もあるという。

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