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ECBとユーロ圏中銀15兆円のリスク-ギリシャ債務再編・不履行で

):債券ファンド最大手、米パシフ ィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のファンド マネジャー、アンドルー・ボゾムワース氏は、ギリシャが債務再編な いしデフォルト(債務不履行)に追い込まれた場合、欧州中央銀行(E CB)とユーロ圏17カ国の中央銀行は、約1300億ユーロ(約15兆円) 相当のリスクを抱えることが見込まれると語った。

ボゾムワース氏は25日、パリで記者団に対し、「デフォルトは望 ましくはないが、避けられないかもしれない」と発言。ギリシャがデ フォルトに追い込まれた場合、ギリシャ中央銀行は国内銀行への資本 注入が行えなくなり、独仏や他のユーロ圏諸国の政府が自国の中銀な どに資本注入する必要が出てくると述べた。ギリシャの銀行は、ユー ロシステム(ECBと欧州通貨統合参加17カ国の中央銀行)から約 800億ユーロの資金供給を受けている。

同氏はまた、債務再編が「時間稼ぎ」にはなる一方、デフォルト に代わる解決策としては、ドイツや他の諸国への債務の移転、あるい はギリシャによる債務圧縮のための不動産資産の売却が考えられると 指摘。ただ、ギリシャの国家債務を他の政府が引き受ける債務の移転 は、第2次大戦後にドイツに対して行われた事実上の債権放棄を意味 し、「実現の可能性はそれほどない」との見方を示した。

また、仏BNPパリバのような欧州の大手金融機関は、ギリシャ がデフォルトに陥った場合、ギリシャ国債の保有に伴って生じる損失 を利益で穴埋めして乗り切らざるを得ないとボゾムワース氏は述べた。

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