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短期市場:TB入札、最高利回り横ばい-日銀CP買い入れ金利は低下

財務省が実施した国庫短期証券(T B)3カ月物入札の最高落札利回りは前回と横ばいだった。レポ(現 金担保付債券貸借)金利がやや強含んだが、証券会社の応札意欲は根 強かった。一方、日本銀行の資産買入基金によるコマーシャルペーパ ー(CP)の買い入れ入札は落札金利が低下したもようだ。

TB3カ月物196回債の入札結果は、最高利回りが前回と横ばい の0.1043%で、案分比率は38%だった。平均利回りは0.2ベーシスポ イント(bp)高い0.1039%。入札前は0.1023%、入札後は0.1043% で取引された。

国内証券のディーラーは、引き続き積極的な応札も見られたが、 前回の3カ月物194回債の0.105%に売りが出ていた状況を考えると、 在庫が膨らんで重くなっているディーラーもあるようだと言う。

25日の東京レポレートは、1営業日後に受け渡しされる翌日物 (トムネクスト物)が0.1bp高い0.104%、2営業日後に受け渡しさ れる翌日物(スポットネクスト物)は横ばいの0.103%だった。短資 会社によると、0.105%以上では資金の運用意欲があると言う。

日銀が午後に実施した本店共通担保オペ8000億円(27日-6月 15日)の応札額は7750億円にとどまった。開始日の27日に期日を迎 えるオペはなかった。3カ月物の基金オペ8000億円の応札倍率は3.01 倍と前回の2.86倍を上回った。

日銀CP買い入れ

市場関係者によると、日銀が実施した資産買入基金によるCP買 い入れ4000億円の入札は、案分落札利回りが0.112%と前回の0.114% から低下した。買い入れ入札は2週連続の実施となる。

東短リサーチの関弘研究員は、「CPの発行量が増えない中で、日 銀の買い入れ残高は1兆円程度まで積み上がったもようで、需給が締 まっている」と指摘した。

この日のCP発行はa-1格の石油の2-3カ月物が0.12-

0.121%付近となる一方、a-1プラス格の電力の2カ月物は0.13% 台前半とやや高め。リースの3-5カ月物は0.12-0.123%だった。

無担保コール翌日物は、都市銀行や地方銀行、信託銀行の調達が

0.065-0.07%付近で推移。為替スワップ取引や海外円取引の影響を受 けて外国銀行の調達が0.08%から一部0.12%まで上昇する場面もあ った。前日は証券の試し取りの影響で加重平均金利が0.094%と3月 17日以来の高水準だった。

当座預金は1000億円減の27兆円程度と、3月15日以来の低水準 になる見込み。準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円減の20兆4000 億円程度。この日はTB2カ月物の発行・償還日。財政要因は5000 億円程度の不足。

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