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NY外為:ユーロが対ドルで反発-独企業景況感受け利上げ観測

ニューヨーク外国為替市場では、 ユーロがドルに対し3営業日ぶりに反発。ドイツのIfo経済研究所が まとめた独企業景況感指数が予想外に過去最高付近を維持したことで、 欧州中央銀行(ECB)が利上げを再開するとの見方が強まった。

ニュージーランド(NZ)ドルは主要16通貨すべてに対し上昇。 NZ企業経営者のインフレ期待が高まったことが背景にある。米ドルと 円は主要通貨の大半に対して値下がり。前日大きく値上がりしたことで 売りが出た。ユーロはカナダ・ドルに対しても上昇。ギリシャのパパン ドレウ首相が、同国は来年、債券市場での資金調達が不可能になるとの 認識を示したものの、ユーロは買い進まれた。

トラベレックス・グローバル・ビジネス・ペイメンツの市場アナ リスト、ジョー・マニンボ氏「Ifoの指標に反応しユーロが多少勢い づいた」と分析。また「きのうのドル上昇を受けて若干の利益確定売り が見られる。こうしたこともあり、株や商品、高利回り通貨がある程度 足場を固めている」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時18分現在、ユーロはドルに対し前日比

0.4%高の1ユーロ=1.4106ドル(前日は1.4048ドル)。対円では

0.3%上げて115円59銭(前日115円20銭)。ドルは対円で

0.1%安の1ドル=81円94銭(前日82円01銭)。

この日は商品相場が上昇し、商品19銘柄で構成するロイター・ジ ェフリーズCRB指数は0.7%高。前日は一時1.6%安まで下げた。 株式市場ではこの日MSCI世界指数が0.2%上昇。

ドル指数が低下

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は0.3%低下し75.912。リッチモンド連銀製造業景況指数 が2年ぶり低水準となったことに反応した。

5月のリッチモンド連銀製造業景況指数はマイナス6と、4月のプ ラス10から大幅に低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予 想はプラス9だった。

ユーロは今月4日に付けた年初来高値1.4940ドルから約5%下 落。ギリシャが債務再編を余儀なくされるとの懸念がユーロを押し下げ ている。

パパンドレウ首相はこの日アテネで、ギリシャが12年に債券市場 で資金を調達するのは不可能との認識を示した。同国が順調に債務危機 に対処していると、欧州連合(EU)が投資家を納得させられていない ためだとしている。同首相は、新たな予算措置や国有資産売却をめぐり 議会の支持獲得を目指している。

独企業景況感

5月の独Ifo企業景況感指数は114.2と、前月から変わらず。 ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は113.7だった。 過去最高は2月に付けた115.4。

ウエストパック銀行のシニア為替ストラテジスト、リチャード・フ ラヌロビッチ氏はIfo企業景況感指数について、「欧州の中核国の経 済はなおも力強く、緩和策を一部解除する必要があるというECBの見 解を裏付けるには十分な水準だろう」と指摘した。

NZドルは0.9%高の1NZドル=0.7972米ドル。一時0.8016 ドルと、5月3日以来の高値を付けた。対円では0.8%上げて65円 30銭。

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)がウェブサイト で公表した四半期調査の結果によると、回答した企業経営者75人の予 想平均では2年後のインフレ率は3%と見込まれている。2月公表の前 回調査(2.6%)から上昇し、2008年7-9月(第3四半期)以来の 高水準となった。

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