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東電:福島原発2、3号機でメルトダウン確認-圧力容器損傷限定的

東京電力の松本純一原子力・立地本 部長代理は24日朝の記者会見で、福島第一原子力発電所2、3号機でも 炉心溶融(メルトダウン)があったとの解析結果を発表した。1号機で は既にメルトダウンが確認されており、2、3号機でも同様の事態が起 きていることが予想されていた。

松本氏によると、事故時の原子炉データを解析した結果、2号機 は14日午後8時ごろ、3号機は13日午前9時ごろから燃料棒損傷が始 まった。2号機は地震発生後101時間後、3号機は同60時間後に大部分 が溶け圧力容器底部に落下した。

松本氏は炉心の温度の状況などから圧力容器の損傷は限定的としな がらも、一部は圧力容器を覆う格納容器に落下した可能性があると述べ た。松本氏は炉心の損傷状態について、「1、3、2号機の順番で大き い」と説明した。

松本氏は、データ解析の結果から、3月11日の地震発生から津波到 達までは原発施設の大きな破断、原子炉冷却喪失、外部への放射能漏れ などはなかったと述べた。

燃料棒の溶融が始まった時間は、1号機が地震発生後15時間後、 2号機が77時間後、3号機が42時間後。松本氏は「冷却の状況がそれ ぞれ違ったことによる。2号機は75時間、3号機は40時間程度、原子 炉の水位が維持され、崩壊熱の除熱ができていた」と説明した。

事故当時のデータ解析が開始されたのは5月上旬。松本氏は「中央 制御室に残されていたデータなどがそろい、解析がそのときになって可 能になった」と解析開始時期の遅れを説明した。松本氏は、データ解析 より注水による原子炉冷却を優先したと付け加えた。

細野豪志首相補佐官は24日夕の合同記者会見で、2、3号機でも メルトダウンがあったことについて、「1号機の結果が出た時にある程 度は予想していたが、政府の見込みが甘かった」と述べた。

松本氏は同会見で、福島第一原発の放射性物質の放出総量について 「チェルノブイリ原発を下回る」との見方を示した。

取材協力:小笹俊一--Editor:Takeshi Awaji, Keiichi Yamamura

中山理夫 Michio Nakayama +81-3-3201-2177 mnakayama4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net yokubo1@bloomberg.net シンガポール Alexander Kwiatkowski +65-6212-1329 akwiatkowsk2@bloomberg.net

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