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米投機家:農産物商品の買い越しを削減-価格上昇で需要減との見方

ファンドは小麦やココア(カカオ 豆)などの農産物商品の相場上昇を見込む買い越しを減らした。供給が 不足するとの見方が緩和されたことに加え、価格上昇で需要が抑制され るとの観測が広がったことが要因。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、シカゴ商品 取引所(CBOT)の小麦の先物とオプションの投機家による買い越し は17日終了週に54%減の1万1206枚となった。ココアの買い越しも 39%、豚赤身肉は33%、コーヒーは31%、大豆油は15%、それぞれ 減少した。

欧州が過去30年以上で最も乾燥した天候に見舞われ、中国では干 ばつ、米国では洪水と高温により収穫が脅かされる中、スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)のGSCI農産物指数は13日以降7.7% 上昇した。商品8銘柄で構成する同指数は前年同期比で76%高騰して いる。国連は5日、世界の4月の食料価格が過去最高に近い水準に上昇 したと発表。中国やブラジルなどでのインフレ圧力の加速につながって いる。

英スタンダードチャータード銀行のアナリスト、アバー・オフォン 氏は「過去数週間、相場が堅調に推移した後、上昇傾向が持続するかど うかについて投資家は若干神経質になっている」と指摘。「ただ、ファ ンダメンタルズ(需給関係)は相場を下支えしている。欧米の天候要因 による供給面のリスクがある」との見方を示した。

CFTCのデータによると、米国の商品先物18銘柄のファンドの 買い越しは11%減の109万枚と、昨年7月以来の低水準に落ち込んだ。 粗糖や生牛、大豆ミール、大豆、トウモロコシの買い越しも減少した。

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