コンテンツにスキップする

ECBのビニスマギ氏:非伝統的な流動性政策の長期的影響は不透明

欧州中央銀行(ECB)のビ ニスマギ理事は、各国中銀が講じてきた非伝統的な流動性政策に伴 う影響は完全には明らかになっていないとして、金融危機を回避す るため、マクロプルデンシャル(金融システム全体のリスクの分析・ 評価に基づいた政策対応)な政策が欠かせないと述べた。

ビニスマギ理事は23日、ウィーンで開かれた会議で、事前に 用意した原稿を読み上げ、「長引く大規模な非伝統的な介入による 長期的影響についてはまだはっきりと分からない。流動性リスクを 事前に軽減するマクロプルデンシャル的な政策を打ち出す必要があ る」と述べた。

2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻後、 各国中銀は政策金利を過去最低水準まで引き下げた。ECBは低金 利のほかにも、リファイナンスオペを通じてユーロ圏の銀行に無制 限で流動性を供給した。

同理事は、危機時に「金融政策と財政安定が『低金利のわな』 を引き起こすリスクが存在する。つまり、金融システムを存続させ るために低金利が欠かせなくなるという事態だ」と述べ、「低金利 を長期間に維持することによって、逆にリスクを取り込み過ぎ、そ の結果、新たな危機が発生する可能性が高まる」と続けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE