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【個別銘柄】建機など中国関連、東電、太陽光、高岳製、フェロテク

きょうの日本株市場で、株価変動 材料が出た銘柄の終値は以下の通り。

建機株:日立建機(6305)が前週末比6%安の1676円など。野村 証券は23日、2012年3月期の中国の油圧ショベル販売台数予想を前 期比10%増から20%減、世界全体を15%増から4%増へ下方修正し た。景気過熱抑制策により、工事が4月下旬からやや抑えられている 可能性があるため。同時に、日立建機の投資判断を従来の「中立」か ら「ウエート下げ」に下げた。判断が「買い」から「中立」に引き下 げられた川崎重工業(7012)、神戸製鋼所(5406)も急落し、業績予想 が減額されたコマツ(6301)は5.9%安の2381円。

中国関連銘柄:建機株にとどまらず、機械セクターを中心に中国 経済への依存度が高い銘柄に下げが目立った。英HSBCホールディ ングスとマークイット・エコノミクスが23日に発表した5月のHSB C中国製造業購買担当者指数(PMI)の暫定値は51.1と、4月確定 値の51.8から低下した。10カ月ぶりの低水準で、香港や上海など中 国株が軒並み下落基調を強めたこともあり、中国向け需要の先行き不 透明感が広がった格好。ファナック(6954)が4.1%安の1万2300円、 牧野フライス製作所(6135)が6.2%安の708円など。

東京電力(9501):9%安の334円。福島第1原子力発電所事故の 処理費用が膨らみ、2011年3月期の連結純損失は1兆2473億円に達 したと20日に発表。また、清水正孝社長は6月下旬の株主総会で退任、 後任には西沢俊夫常務が就くなど経営陣も交代するが、12年3月期業 績予想は未定、1株当たり配当予想はゼロとしており、厳しい収益環 境が懸念された。

太陽光発電関連株:政府が30年までに全ての新築ビル・住宅の屋 根に太陽光パネルを設置する構想を盛り込む方向で調整に入った、と 22 日付の日本経済新聞が報道。菅直人首相が26日から仏ドービルで 開かれるサミットで表明するとしている。今後の需要拡大期待から東 証1部の上昇率上位には中低位の関連銘柄が並び、三晃金属工業(1972) が6.9%高の248円、サニックス(4651)が14%高の234円。

高岳製作所(6621):13%安の254円で東証1部の下落率1位。未 定としていた12年3月期の連結業績見通しを、売上高で前期比13% 減の439億円、純利益で同68%減の4億8000万円にすると20日に発 表。震災による電力会社の設備投資額に対するマイナスの影響などを 想定、大幅減収減益と見込んだという。

フェローテック(6890):12%高の1941円。LEDを含む半導体 製造装置や有機ELパネルなどのFPD製造装置向け真空シールが増 勢、太陽電池関連ではシリコン結晶製造装置が伸び、11年3月期の連 結営業利益は前期比9.9倍の69億円だったと20日に発表。12年3月 期も同8.2%増の75億円と増益を見込み、好業績期待が広がった。

ソニーフィナンシャルホールディングス(8729):4.5%安の1362 円。ソニー生命で前期計上したキャピタル損益を見込まず、12年3月 期の連結純利益は同31%減の290億円を計画すると20日に発表。利 益水準の低下が嫌気された。

松田産業(7456):3.4%高の1180円。発行済み株式総数の0.57% に当たる16万株を上限に自社株買いを行う、と20日に発表。取得期 間は23日から7月29日まで、当面の株式需給の好転が見込まれた。

アサヒホールディングス(5857):3.3%高の1540円。いちよし経 済研究所では20日、投資判断を従来の「中立」から「買い」に引き上 げた。

シモジマ(7482):7.3%高の924円。発行済み株式総数比1.26% に当たる30万株を上限に自社株買いを行う、と午後2時30分に発表。 期間は24日から7月22日まで、当面の株式需給の好転が見込まれた。

東武鉄道(9001):1.3%安の306円。震災の影響による出控え、 消費冷え込みによる沿線地域経済の停滞などを踏まえ、これまで未定 としていた12年3月期の連結営業利益予想を前期比42%減の180億 円に設定した。年間配当予想は1株当たり5円と、前期比変わらず。

ベネッセホールディングス(9783):1.5%高の3350円。国内外の 教育事業の好調、シニア・介護事業の伸びで11年3月期の連結営業利 益は前期比13%増の429億円だった、と20日に発表。発行済み株式 総数の2.8%に当たる280万株を上限に自社株買いを行う意向も示し、 当面の株式需給の好転を見込む買いが優勢になった。

アイロムホールディングス(2372):4.2%高の2699円。100%子 会社で、SMO(治験施設支援機関)事業を手掛けるアイロムが23 日、アイロムHの別の100%子会社で、北海道・東北地方でのSMO 事業を展開するアイオロパスの全株式を取得する、と午後1時30分に 発表。子会社群の整理が経営効率化につながるとみられた。

ゲオ(2681):2.3%高の9万4900円。11年3月期の連結営業利 益は前期比6.1%増の141億円だった、と20日に発表。人気商品を中 心にゲームソフトの販売が伸長、映像・音楽のレンタルも好調だった。 12年3月期も同10%増の155億円と増益を計画した。

日本工営(1954):3.6%安の266円。11年3月期の連結営業利益 は前期比20%減の27億円だった、と20日に発表。国内建設コンサル タント事業の収益悪化が影響した。12年3月期は同7.5%減の25億円 を見込む。

チヨダ(8185):2%高の1100円。未定としていた12年2月期の 連結純利益予想を15億3100万円にする、と20日に発表。前期は10 億4700万円。震災や計画停電の影響などで減収を予想するが、連結子 会社マックハウスの業績好調が利益を押し上げる。

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