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東芝傘下のWH、加圧水型原子炉に技術的問題-NRCが情報提供要請

【記者:Simon Lomax】

5月21日(ブルームバーグ):東芝傘下の米原子力プラント大手ウ ェスチングハウス(WH)が開発した加圧水型原子炉「AP1000」の 設計について、米原子力規制委員会(NRC)が追加的な情報の提供 を求めており、米電力会社サザンやスキャナによる利用の認可に遅れ が出る恐れがある。

NRCのヤツコ委員長は20日の声明で、AP1000の検証を行った 結果、「さらなる技術的な問題」が明らかになったとした上で、「WH は同社が設計の妥当性を適切かつ完全に立証しているとわれわれを納 得させる必要がある」と指摘した。

米政府は過去30年以上にわたって商業用原子力発電所の建設認可 を行っていないが、新規の原子炉プロジェクトをスタートさせたいと 考えている電力会社の間でAP1000は人気がある。

NRCのスコット・バーネル報道官はインタビューで、AP1000 の設計に関する決定を年内に行うよう求めているが、NRCとしては 追加の情報を得たいと考えているため、その日程があまりはっきりし なくなったと説明。「認証に若干の遅れが予想される。WHから回答を 得て、それを検討するまではその長さは分からない」と述べた。

WHの広報担当ボーン・ギルバート氏は取材に対し、NRCから の情報提供要請が原子炉認証の妨げにならないと確信していると発言。 サザン、スキャナ両社もAP1000原子炉の建設計画が遅れずに承認さ れるものと期待している。

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