コンテンツにスキップする

米国株(20日):下落、ギリシャ懸念深刻化やギャップ利益予想で

米株式相場は3日ぶりに下落。 S&P500種株価指数は週間ベースで昨年8月以来最長の連続安。 ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念や、衣料品小 売りギャップの利益予想がアナリスト予想を下回ったことが嫌気さ れた。

S&P500種株価指数の業界別24指数では、銀行株が最大の 下げ。フィッチは自主的な債務再編でもデフォルトとみなすとして、 ギリシャの格付けを引き下げた。ギャップは大幅下落。生産コスト の上昇ペースが予想を上回っていることを理由に、通期の利益予想 を22%引き下げた。利益予想がアナリスト見通しに届かなかったエ アロポスタルも安い。

S&P500種株価指数は前日比0.8%下げて1333.27。ダウ 工業株30種平均は93.28ドル(0.7%)安の12512.04ドル。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツで約9億5000万 ドルの資産運用に携わるウォルター・トッド氏は、「投資家は守り の姿勢をさらに固めている」と指摘。「しばらくの間忘れられてい たリスクだ。デフォルトと呼ぼうがそうでなかろうが、ギリシャの 債務再編の必要性を回避できる道はない。債券保有者は何らかの打 撃を被ることになるだろう。さらに、米国の経済統計からは悪い内 容も示されている。ボラティリティーは上昇するだろう」と述べた。

S&P500種年初から6%高

S&P500種は年初から6%上昇。企業利益が予想を上回った ほか、政府の景気刺激策が寄与した。ブルームバーグのデータによ ると、S&P500種採用企業で4月11日以降に四半期決算を発表 した企業のうち72%がアナリスト予想を上回る利益を計上した。S &P500種に採用されている企業全体の増益率は20%となっている。

フィッチは、ギリシャの格付けを「B+(シングルBプラス)」 と、従来の「BB+(ダブルBプラス)」から引き下げた。さらに、 一段の引き下げ方向で見直す「ウォッチネガティブ」に設定した。

S&P500種は金融株を中心に売りが出た。KBW銀行指 数は1.8%安。構成銘柄24株のうち、23銘柄が売られた。

ギャップ安い

ギャップは17%安。同社は11年8月-12年1月(下期)の ユニット当たりの製造コストは20%上昇し、値上げのペースを上回 る見通しを示した。アパレル業界は、綿価格の上昇や中国などアジ アでの人件費増大を背景に、20年ぶりのコスト上昇にさらされてい る。小売業者は経費上昇に対応して値上げする計画を表明している。

グレン・マーフィー最高経営責任者(CEO)は、「コスト圧 力が事業に影響を及ぼしている実情は認識しているが、今の短期的 なマクロ経済の困難を乗り越え、今期の収益につながるよう懸命に 努力している」との声明を発表した。

米衣料小売りのエアロポスタルは、5-7月(第2四半期)の 1株利益見通しレンジの上限を16セントとした。アナリスト予想 平均は27セント。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE