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住軽金株急落で2カ月ぶり安値、公募増資で希薄化懸念-株数35%増

住友軽金属工業株が急落し、約2 カ月ぶりの安値を付けた。米BPの子会社取得のため、新株発行を伴 う公募増資と第三者割当増資を行うと前日発表。1株価値の希薄化、 将来的な売り圧力の増加を懸念する売りが膨らんだ。

株価は一時、前日比16%安の81円と3月17日以来の安値水準に 沈んだ。売買高は午後2時21分時点で2288万株と、前日の37倍に膨 らんでおり、東証1部の下落率でトップ。

会社側発表によると、新株発行などで最大128億円を調達する方 針。オーバーアロットメントによる売り出し分を含めた発行済み株式 総数は、現状比35%増の5億8153万株になる見通しだ。

同社は4月、米BP(テキサス州)の100%子会社で、アルミ板 圧延品製造販売会社のARCOアルミニウムの全株式について、古河 スカイ、住友商事、伊藤忠商事、伊藤忠メタルズとの共同持ち株会社 を通じ取得すると発表している。取得額は6億8000万ドルで、今回の 調達資金は同社への出資分に充てる。残額が生じた場合は、金融機関 からの長期借入金の返済などに充当予定。

住軽金経理部によると、ARCO取得額の6億8000万ドルの半分 は、共同持ち株会社がARCOの将来のキャッシュフローを担保とし たLBOローンで現地金融機関から調達。残りの半分を、5社で出資 比率に応じて支払うという。40%の出資比率を持つ住軽金の負担は、 1ドル=85円の為替レート想定で約120億円程度。

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