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WTO上級委:パネル報告の判定を一部破棄-エアバス補助金めぐり

世界貿易機関(WTO)の上級委 員会は18日、欧州の航空機メーカー、エアバスが一部の航空機製造で 欧州連合(EU)から違法な補助金を受け取ったとする紛争処理小委 員会(パネル)報告の判定を支持した。

上級委は、エアバスはEUから不公正な補助金を受け取り、競合 する米ボーイングに悪影響を与えたとする昨年6月30日のパネル報 告を支持。一方で、EU側の主張の一部も認め、超大型旅客機「A380」 開発向けにドイツとスペイン、英国から受けた「ローンチエイド」と 呼ばれる補助金がWTO協定で禁止された輸出補助金に当たるとした パネル報告の判定を破棄した。

カーク米通商代表部(USTR)代表はワシントンで声明を発表 し、「エアバスへのローンチエイドは欧州が負うWTO上の義務と全く 整合性がないとする当方のこれまでの主張を、今回の判定は裏付けて いる」と説明。「メッセージは明確だ。ローンチエイドは違法であり、 EUと加盟国は今後ローンチエイド付与をやめる必要がある」と続け た。

EUの行政執行機関、欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は ブリュッセルで、A380向けのローンチエイドを違法な補助金ではな いと上級委が判断したことについて「特に満足している」と表明。「禁 止されている輸出補助金をエアバスが受け取ったとする米国の主張の 核心は完全に退けられた」と語った。

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