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欧州、IMFのトップ死守で結束-ストロスカーン容疑者辞任論強まる

暴行などの容疑で逮捕された国際 通貨基金(IMF)専務理事のストロスカーン容疑者の辞任論が強ま る中、欧州当局者はIMFトップのポストを死守するために結束を固 めている。

ガイトナー米財務長官は、ストロスカーン容疑者がIMFを運営 する「立場にないことは明らかだ」とし、暫定的な専務理事を指名す る必要があると発言した。オーストリアのフェクター財務相は17日に ブリュッセルで記者団に対し、同容疑者が「IMFに悪影響を与えて いる恐れがある」と指摘。マーク・カーク米上院議員(共和、イリノ イ州)は同容疑者の辞任を求めた。

同容疑者の逮捕は、IMFトップは欧州から、世界銀行の総裁は 米国からという第2次世界大戦後の慣行の見直しに向け、世界の経済 成長をけん引する新興国を勢いづかせる可能性がある。

クレディ・スイス・グループのプライベートバンキング部門でア ジア担当チーフエコノミストを務めるジョゼフ・タン氏は「欧州であ れ新興国であれ、ストロスカーン容疑者の後任人材に事欠くことはな い」と指摘。「経済力と存在感は新興市場へ着実にシフトしているが、 IMFや世銀のような機関は依然として欧米諸国の比重が非常に大き い」と語った。

欧州諸国がソブリン債危機に取り組む中、スウェーデンやスペイ ンなどの財務相は、IMF専務理事には欧州出身者の就任が必要との 考えを示した。

これに対し南アフリカ共和国、ロシア、韓国の当局者は、新興国 から後任を選ぶよう求めている。中国政府は「公正で透明なプロセス」 を要請した。

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