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欧州債:ギリシャなど周辺国債が下落、債務再編を警戒

欧州債市場では、ギリシャ10 年債相場が下落。同国が債務再編を免れることができないとの懸念か ら、高債務に苦しむ周辺国債への需要が後退した。

アジアと欧州の株高でリスク意欲が改善したものの、ギリシャ 10年債のドイツ10年債に対するスプレッド(上乗せ利回り)は3 日連続で拡大した。ドイツはこの日、5年債を49億1000万ユーロ 入札した。

ポルトガル国債は下落。総額10億ユーロの2カ月物証券の入札 が順調だったものの、欧州各国の財務相が同国向け790億ユーロ規 模の救済策を2日前に承認したことが依然として響いている。スペイ ン国債も下げ、ドイツ国債は上げを消した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のロンドン在勤スト ラテジスト、ノーバート・アウル氏は、「周辺国債のパフォーマンス は悪いが、大幅安ではない」と述べ、「ギリシャ債の再編が主な懸念 材料だ。国債供給の増加と相まって、市場関係者はやや神経質になっ ている」と解説した。

ロンドン時間午後4時13分現在、ギリシャ10年債利回りは前 日比17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

15.79%。一方、ギリシャ2年債利回りは10bp低下し24.88%。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の取引動向に よると、ギリシャ国債の5年以内のデフォルト(債務不履行)確率は 67%であることが示唆されている。

欧州中央銀行(ECB)の当局者らはこの日、ギリシャの債務再 編に否定的な発言を繰り返した。これに対し、ユーロ圏財務相会合(ユ ーログループ)はギリシャの債務返済計画の延長をめぐって債券保有 者と協議するとの考えを初めて打ち出し、政府と中央銀行の間でギリ シャをめぐり意見が分かれている。

ドイツ10年債利回りは前日比2bp上げ3.11%。16日には

3.07%まで下げ、3月16日以来の最低を記録した。ドイツ2年債利 回りもこの日に2bp上げ1.81%となった。

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