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JPモルガン:原油と金の上昇、非鉄金属下落の逆風克服へ-商品相場

原油と金相場の上昇が非鉄金属価 格下落の穴埋めに一役買い、2008年に過去最大の下落を記録した商品 相場の回復持続の下支えになるとの見方をJPモルガン・チェースが示 した。

JPモルガンのアジア商品事業担当の最高経営責任者(CEO)、 レイ・アイルズ氏(シンガポール在勤)はインタビューで、「短期的に マクロ経済の状況は過去数週間で転換点を迎えたようだ。結局、長期的 な需給要因はまだ上昇相場を示唆している」と述べた。

24品目の商品で構成されるS&PのGSCI指数は今年に入って 4月末までに約20%上昇した。08年には43%低下した。GSCI指 数は今月、景気減速で売りが加速し11%下げた。原油から銅、トウモ ロコシに至るまで不足する見込みを背景に、商品相場の上昇率は4月ま で5カ月連続で株式、債券、ドル相場を上回った。少なくとも過去14 年間では最長の上昇相場。

資産総額で米銀2位のJPモルガンなどの金融機関は過去数年間、 アジアでの人員採用を増やし事業を拡充。投資増や商品ヘッジ取引の需 要から利益を挙げることを目指している。JPモルガンによると、10 年にRBSセンプラ・コモディティーズを買収して以来、アジアでの顧 客数は50%増えた。

アイルズ氏は「今後数年間、アジアの商品市場はますます重要に なってくる。多くの需要が中国を中心にアジア主導となっており、 この勢いはインドなど他のアジア諸国にも広がるとみている」と述べ た。

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