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米ゴールドマンが投資銀行部門の幹部刷新-ナダ、ディアル両氏を昇格

米ゴールドマン・サックス・グ ループは、企業の合併・買収(M&A)助言業務ランキングで今年に 入って業界3位にとどまっていることに対応し、投資銀行業務とM& A助言部門の幹部を刷新した。

ブルームバーグが入手した社内文書によると、ロンドン在勤で南 アフリカ共和国出身のリチャード・J.ナダ氏(51)は投資銀行部門 の共同責任者に就任する。同氏は現職であるゴールドマン・サック ス・インターナショナルの共同最高経営責任者(CEO)も兼務する。 また、ゴードン・E.ディアル氏(49)はM&A世界責任者の職を退 き、投資銀行部門の共同会長に就任する。

ゴールドマンの1-3月(第1四半期)決算によると、M&Aや 株・債券の引き受けなどの業務を含む投資銀行部門の収入は、全体の 11%足らずだった。同社は第1四半期に助言収入がJPモルガン・チ ェースとモルガン・スタンレーに後れを取った。ゴールドマンの決算 発表資料でM&A助言業務ランキングへの言及がなかったのは過去10 年で初めてだった。

グライムズ(マサチューセッツ州ウエストボロー)のアナリスト、 ベンジャミン・ウォレス氏は今回の人事について、「M&Aビジネス に再び集中するための取り組みだ」と述べ、「ランキングが低下した が、他部門の収益性が低下しつつあるため、M&Aビジネスの収益拡 大を図る必要に迫られるだろう」と指摘した。

トレーディング収入は第1四半期に前年同期比で22%減少した。 2010年は前年比で33%減った。ブルームバーグ・データによると、 ゴールドマンはM&Aの助言業務ランキングで01-08年まで業界ト ップだったが、09年と10年はモルガン・スタンレーに抜かれて2位 だった。

ゴールドマンの広報担当者、アンドレア・ラックマン氏は社内文 書の内容を確認したが、それ以上のコメントは控えた。

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