コンテンツにスキップする

IMF:リプスキー氏で事態の切り抜け目指す-専務理事の逮捕受け

国際通貨基金(IMF)は、金 融危機再来を防ぐための早期警戒システム確立を求められた際、リプ スキー筆頭副専務理事(64)にその対応を任せた。IMFは今、自ら の危機的状況を切り抜けるため、同氏にかじ取りを委ねている。

ストロスカーン専務理事が15日、ニューヨーク市内のホテルの 女性従業員に対する強姦未遂および性的暴行の容疑で逮捕されたこと を受け、リプスキー氏は同日付で専務理事代行に指名された。欧州債 務危機の抑制やギリシャによる金融支援拡大の要請への対応を進める 中、リプスキー氏は当面IMFを率いることになった。

IMFの同僚らはリプスキー氏について、ストロスカーン容疑者 逮捕の余波が広がる中においてIMFに一定の安定性をもたらすこと のできる統率力ある人物と評価している。IMFはリプスキー氏が専 務理事代行に指名される3日前に、同氏が筆頭副専務理事としての任 期が満了する8月31日付で退任すると発表していた。米ブルッキン グズ研究所のエスワール・プラサド上級研究員は、リプスキー氏が専 務理事代行となったことで、IMFとしては「ぎこちない時期」とな る可能性があると指摘する。

プラサド氏は「リプスキー氏は向こう数カ月間、うまくIMFを 率いることができるだろう。だが私はそれ以上のことは期待していな い」と言明。リプスキー氏が退任の予定であることを踏まえると、 「力強いイニシアチブ」を取る可能性は低いと指摘した。プラサド氏 は、IMFの金融研究部門のトップとしてリプスキー氏と働いたこと がある。

IMFのウィリアム・マレー報道官によれば、リプスキー氏は今 回の代行指名についてコメントする意向はない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE