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ゴールドマンがブラックストーンに挑む、ヘッジファンド支援-関係者

米ゴールドマン・サックス・グル ープが新興ヘッジファンドに供給する資金を集めていることが、事情 に詳しい関係者3人の話で明らかになった。米投資会社ブラックスト ーン・グループが現在独占しているいわゆるシーディング事業にゴー ルドマンが参入を試みるのは2008年以降で2回目となる。

関係者によると、ゴールドマンはヘッジファンド運用者に初期の 投資資本を提供する代わりに運用報酬の分け前を得るシーディングフ ァンドでの投資家集めに1年を費やしてきたという。関係者らがこの 取り組みが非公開情報だとして匿名を条件に明らかにした。ブラック ストーンは最近、同社2本目のシーディングファンドで24億ドル(約 1900億円)を調達している。この種のファンドでは業界最大となる。

リサブワー・キャピタル・グループやラーチ・レーン・アドバイ ザーズ、パインブリッジ・インベストメンツも新ファンドを募集して いる。優秀なトレーダーだった人でも金融危機後は、独立すると投資 家の信頼を受けにくい状況であるため、新興ファンドを後押しする良 いタイミングだという。ゴールドマンは2008年にファンドを閉鎖して おり、ウォール街屈指の洞察力を持つゴールドマンですら新興ファン ドマネジャーへの賭けが難しいことが浮き彫りになっていた。

アクセラレーション・キャピタル・グループの共同創業者アレク シス・グレアム氏は電話インタビューで「シーディングは楽な商売で はない」と述べ、「一貫してアウトパフォームしてビジネスを築き上 げ、資産を増やすことのできる人はほんの数パーセントにすぎない」 と指摘した。

グレアム氏によると、08年より前に新興ファンドに資金提供して いた100社前後の約半分は投資を縮小したり、このビジネスから手を 引いた。運用者選びのまずさや金融危機下でのかじ取りの難しさが理 由だという。

シーディングファンドは、ヘッジファンドに1億-1億5000万ド ルを投資してファンドマネジャーの運用開始を支援。その見返りとし てヘッジファンドの運用報酬の15-20%を受け取る。ヘッジファンド は通常、顧客から預かり資産の2%と投資収益の20%を報酬として得 ている。

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