12日の米株式市場で、ゴールド マン・サックス・グループの株価が約8カ月ぶりの安値で取引を終 えた。ゴールドマンを相手取った訴訟を起こすよう米司法省への圧 力が高まっているとの懸念を理由に、アナリストが同社株の投資判 断を売りとしたことが背景にある。

ゴールドマン株は前日比5.13ドル(3.5%)安の142.75ドル。 下落率は1月19日(4.7%)以来最大。

米上院常設調査小委員会は先月、金融危機に関する調査報告で ゴールドマンを含む3社を名指しで批判。ゴールドマンが住宅市場 関連の証券で顧客を欺いたと主張するこの報告書は、司法省と米証 券取引委員会SECに正式に付託され、両機関は現在この内容を調 査している。

ロッチデール・セキュリティーズのアナリスト、リチャード・ ボーブ氏は12日付の投資家リポートで、「ゴールドマンを相手に刑 事訴訟を起こすよう司法省への圧力が強まりつつあるようだ」と指 摘した。

ゴールドマンの広報担当スティーブン・コーエン氏は、ボーブ 氏のリポートおよび株価下落についてはコメントを避けた。

ブルームバーグのデータによれば、ゴールドマン株にマイナス の投資判断を下しているアナリストは28人中2人で、ボーブ氏はそ のうちの1人。もう1人はメディオバンカのアナリスト、クリスト ファー・ウィーラー氏(ロンドン在勤)。

「人類の顔面に貼り付いた巨大な吸血イカ」

ボーブ氏は、ローリング・ストーン誌のコラムニスト、マット・ タイビ氏の最新コラムを引用。同コラムでタイビ氏は、常設調査小 委員会の報告に基づき、司法省はゴールドマンを刑事訴追するべき だと指摘している。同氏は09年に書いた別のコラムで、ゴールドマ ンを「人類の顔面に貼り付いた巨大な吸血イカ」と呼んだことがあ る。

ボーブ氏はこの日のリポートで、「ローリング・ストーン誌のタ イビ氏は最新コラムで、再びゴールドマンへの一斉攻撃を仕掛けて いる」とし、「しかし今回は、民主・共和両党が署名した650ページ に及ぶ報告書という後ろ盾がある」と加えた。

ゴールドマンのコーエン氏は、タイビ氏のコラムについてもコ メントを控えた。

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