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米国株(29日):続伸、キャタピラーが好決算-マイクロソフト下落

米株式相場は続伸。S&P500 種株価指数は週間ベースでも上昇した。建機大手キャタピラーやグッ ドイヤー・タイヤ&ラバーなどが発表した業績はアナリストの予想を 上回った。

キャタピラーは上昇。同社は途上国での売り上げ拡大を背景に 業績予想を引き上げた。グッドイヤーは12%の大幅上昇。同社の売 上高は過去最高だった。一方、ソフトウエアのマイクロソフトは下落。 同社の売上高はアナリスト予想を下回った。多機能携帯端末(スマー トフォン)の「ブラックベリー」を製造するリサーチ・イン・モーシ ョン(RIM)は大幅下落。利益予想の下方修正が嫌気された。

S&P500種株価指数は0.2%高の1363.61で終了。ダウ工業 株30種平均は47.23ドル(0.4%)高の12810.54ドルで終えた。

ワサッチ・アドバイザーズのマネーマネジャー、マイケル・シニ ック氏は、「決算は予想通りか、若干良好な内容だ」と述べ、「キャ タピラーといった企業は、世界的な経済成長と連動しているので非常 に堅調だ。しかし今後の力が問われているマイクロソフトのように、 弱い決算も一部でみられた」と続けた。

週間ベースでS&P500種は2%上昇。月間ベースでは2.9% の値上がり。年初来では8.4%高。企業決算や経済指標を背景に投 資家の信頼感は高まりつつある。ブルームバーグがまとめたデータに よると、4月11日以降に四半期決算を発表したS&P500種採用企 業298社のうち、1株当たり利益がアナリスト予想を上回ったのは 4分の3を超えた。

「GDP弱くても企業利益は堅調」

米JPモルガン・チェースの米国株担当チーフストラテジスト のトーマス・リー氏は、第1四半期の各社の増益を理由に、年末のS &P500種予想を1475と、従来予想の1425から上方修正した。ま たS&P500種採用企業の来年の1株当たり利益見通しを105ドル と、102ドルから引き上げた。

リー氏は前日付けのリポートで、「第1四半期の業績は良好だ。 米国内総生産(GDP)の伸びが減速しても、S&P500種採用企 の1株当たり利益はなお堅調を維持できることをあらためて示してい る」と述べた。

キャタピラーは2.5%高。ダウ平均の中で最大の値上がり率だ った。

グッドイヤーは12%の大幅上昇。同社の1-3月(第1四半期) 決算は調整後ベースでの1株当たり利益が51セントと、アナリスト の予想平均(11セント)の4倍を超えた。

ウィンドウズ部門は予想下回る

マイクロソフトは3%安。ダウ銘柄の中で最も下げた。同社の 1-3月(第3四半期)決算では、「ウィンドウズ」部門の売上高が アナリスト予想を下回った。米アップルの多機能携帯端末「iPad (アイパッド)」など、顧客の関心がタブレット端末に移っているの が要因とされている。

RIMは14%安と、2009年9月以来で最大の落ち込み。同社 が3-5月期の1株当たり利益見通しを1.30-1.37ドルと、先月 時点の予想(1.47-1.55ドル)から下方修正したのが売り材料と なった。

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