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米国債(29日):月間では8月以降で最大の上昇-成長鈍化で

米国債相場は、月間ベースでは 昨年8月以降で最大のリターンとなった。経済成長ペースの鈍化や金 融当局の緩和策維持で国債の安全性を求める動きが強まった。

2年債利回りは、月間では昨年1月以来の大幅な低下。10、30 年債は月末買いから上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバ ーナンキ議長は今週、当局による6000億ドルの国債買い入れが当初 の予定通り6月で終了すると述べた。政策金利はゼロ近辺での維持が 続いている。

グリーチャーのマネジングディレクター兼金利取引共同責任者、 ラス・サート氏は「市場では、金融当局のタカ派的なトーンが若干強 まるとの予想が織り込まれていた」と指摘。「だがバーナンキ議長の 姿勢はそうした予想と一致せず、結果として債券相場は上昇した」と 述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後5時現在、2年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の0.61%。一時0.60%と、3月21日以来 の低水準を付けた。また2bp上げる場面もあった。同年債(表面利 率0.625%、2013年4月償還)価格は1/32上げて100 1/32。

2年債利回りは、月間では22bp低下と、32bp下げた昨年1 月以来で最大の低下となっている。

10年債利回り

10年債利回りは2bp低下の3.29%と。一時3.28%と、3月 23日以来の低水準を付けた。4月は18bp低下と、44bp下げた 昨年8月以降で初の低下となった。30年債利回りは2bp低下し

4.40%。

この日は、デュレーション(保有債券の平均残存期間)長期化を 狙って償還期限の長い国債が買われる月末特有の動きも相場を押し上 げた。

グリーチャーのサート氏は「月末の年限長期化の買いが多少見ら れるほか、バーナンキ議長のハト派的なトーンも相場を下支えしてい る」と分析した。

バークレイズによれば、同社の米国債指数のデュレーションは4 月末時点で0.08年拡大する見通し。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、 米国債の今月のリターンはプラス1%と、昨年8月以降で最大。S& P500種株価指数のリターンは今月プラス2.6%。

シカゴ購買部協会指数

シカゴ購買部協会が発表した4月の製造業景況指数(季節調整済 み)は67.6と、前月の70.6から低下した。ブルームバーグ・ニュ ースが実施したエコノミスト調査の予想中央値は68.2だった。同指 数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目を示す。

前日発表された1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(G DP、季節調整済み、年率)速報値は前期比1.8%増と、昨年10- 12月(第4四半期)の3.1%増から伸びが鈍化した。

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