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ユーロ圏:インフレ加速、景況感指数は低下-失業率横ばい

ユーロ圏では4月にインフレが加 速。2年半ぶり高水準となった。原油高が成長を妨げる懸念を背景に、 景況感指数は低下した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が29日発表した4月 のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.8%上昇し、前 月からインフレが加速した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエ コノミスト34人の調査では中央値で2.7%上昇が予想されていた。同 時に発表された4月のユーロ圏景況感指数(速報値)は106.2と、前 月の107.3から低下。2010年5月以来の急低下となった。エコノミス トは107.0を予想していた。また、同日発表された3月の失業率は

9.9%で前月から横ばい。

原油相場が過去半年で38%上昇する中、ユーロ圏のインフレ率は 欧州中央銀行(ECB)が上限と見なす2%を上回って推移している。 ECBは4月にほぼ3年ぶりの利上げを実施した。

ウニクレディト・グローバル・リサーチのユーロ圏担当チーフエ コノミスト、マルコ・バリ氏(ミラノ在勤)は「景況感は極めて高い 水準から低下し始めており、成長の勢いが徐々に弱まることを示唆し ている」とし、「主たる逆風は原油高だ。インフレ率は向こう数カ月で 安定すると思われるものの、夏の終わりには3%に達するかもしれな い」と述べた。

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