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ナスダックとICE、NYSEのTOBを検討か-関係者

米ナスダックOMXグループとイ ンターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)は、NYSEユー ロネクストに対する対抗買収提案を同社取締役会が2回拒否したため、 株主に直接提示する可能性がある。事情に詳しい関係者1人が明らか にした。

NYSEユーロネクストのジャンミシェル・ヘッセル会長は28 日にニューヨークで開いた年次総会で、ナスダックOMXとICEか らの買収提案は「空っぽの容器」だと述べ、ドイツ取引所による買収 案を支持する立場を示した。ナスダックとICEの提案はドイツ取引 所との合意よりも評価額が10%高いが、ヘッセル会長を含むNYSE ユーロネクストの取締役会は今月に入って2回否決していた。

金融サービスコンサルタント、エイト・グループ(ボストン)のマ ネジングパートナー、サン・リー氏は、NYSEユーロネクストに対 する株式公開買い付け(TOB)を発表すれば、ナスダックとICE の切迫感を示すものとなるが、影響力はほとんどないと指摘。米証券 取引委員会(SEC)が命じたNYSEの統治文書では、投資家が取 締役会の承認なく20%の株式を保有することはできないとされてい るためだという。

リー氏はNYSE「固有の規制があるため、このような動きに出 ても象徴的なものでしかない」と述べ、「NYSEの経営陣と取締役会 に対してもっと真剣に検討し、少なくとも議論するよう株主の圧力を 強めさせることを意図したものになるだろう」と分析した。

ナスダックとⅠCE、NYSE、ドイツ取引所の広報担当者はい ずれもコメントを控えた。

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