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マイクロソフト1-3月:ウィンドウズ部門減収-iPad人気で

ソフトウエア最大手、米マイクロ ソフトの1-3月(第3四半期)決算は、基本ソフト(OS)「ウィン ドウズ」部門の売上高がアナリスト予想を下回った。米アップルの「i Pad(アイパッド)」などタブレット型コンピューター人気で、消費 者の間でウィンドウズ離れが進んでいることが背景。

28日の発表資料によると、ウィンドウズなどを手掛ける部門の売 上高は44億5000万ドル(約3600億円)に減少。ブルームバーグが集 計したアナリスト9人の予想平均(46億ドル)に届かなかった。

調査会社IDCによると、1-3月(第1四半期)のパソコン(P C)出荷は、消費者の買い控えとタブレット型コンピューター人気が 響き、3.2%減少した。マイクロソフトでは法人との複数年契約や事務 用統合ソフト「オフィス」の需要が好調だったものの、消費者による ウィンドウズ搭載ノート型PCからiPadへのシフトが業績に響い ている。

フォート・ピット・キャピタル・グループのアナリスト、キム・ コーヘー・フォレスト氏は、「PCが購入されなくなりつつある。ノー ト型PCを買うつもりの人ならiPadも見てみるだろう」と述べ、 「そればウィンドウズの売り上げが減った分だ」と指摘した。ただ、 同氏は「これまで長期にわたって消費者向け企業としてではなく、法 人向け企業として見てきたが、その観点からすると今回の決算は失望 するようなものではない。『オフィス』需要は好調で、サーバー部門も 悪くはない」と指摘した。

マイクロソフトの株価は決算発表を受けた時間外取引で一時74 セント安の25.97ドルに下落した。通常取引終値は前日比33セント高 の26.71ドル。

マイクロソフトによると、1-3月期純利益は52億3000万ドル (1株当たり61セント)と、前年同期の40億1000万ドル(同45セ ント)から増加。1株当たり5セントの税効果を除いたベースでは、 1株利益56セントとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想 と一致した。売上高は164億ドルに増加した。予想平均の162億ドル を上回った。

マイクロソフトはまた、7月から始まる2012年度通期の営業コス ト見通しを280億-286億ドルとした。11年度は269億-273億ドル の見通し。

1-3月期決算でアップルの優勢が鮮明になった。アップルの1 -3月期純利益は前年比ほぼ2倍の59億9000万ドルで、マイクロソ フトの純利益を20年ぶりに上回った。

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