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米国株(28日):上昇、GDP減速より好決算重視-保険株高い

米株式相場は上昇。S&P500 種株価指数は2008年6月以来の高値に押し上げられた。第1四半 期の実質国内総生産(GDP)は前期よりも伸びが減速したが、投 資家は企業の良好な決算内容を手掛かりに買いを入れた。

オールステートやアフラック、リンカーン・ナショナルといっ た保険会社の利益が予想を上回ったのが好感され、保険株が上昇し た。携帯電話事業者米3位のスプリント・ネクステルは6.7%上昇。 契約ベースの加入者が減少した一方でコスト抑制が奏功し、四半期 損失は縮小した。電力のコンステレーション・エナジー・グループ も上昇。原発運営で米最大手のエクセロンがコンステレーションに 79億ドルの買収を提示したのが手掛かりだった。航空機メーカー大 手ボーイングは、シティグループによる株価見通し引き上げを材料 に値上がりした。

S&P500種株価指数は0.4%高の1360.48で終了。ダウ工 業株30種平均は72.35ドル(0.6%)高の12763.31ドルで終え た。

ハンティントン・アセット・マネジメントのランディ・ベイト マン最高投資責任者(CIO)は、「経済が伸び悩む中で、米国企 業は非常に健闘している」と述べ、「企業利益は予想を上回ってい る。企業は株主に価値付加という形で還元している。今の時点で米 企業に匹敵する投資先はあまりない」と続けた。

企業利益の見通し

S&P500種株価指数は年初から8.2%上昇。企業決算や経済 指標を背景に投資家の信頼感は回復しつつある。ブルームバーグが まとめたデータによると、4月11日以降、四半期決算を発表した S&P500種採用企業269社のうち、1株当たり利益がアナリスト 予想を上回ったのは4分の3以上。

第1四半期の米GDPは、個人消費の減速や政府支出の削減で 前期比1.8%増にとどまった。先週の新規失業保険申請件数も前週 比で増加した。

プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジス ト、クインシー・クロスビー氏は、「この先、予想を超えるような 決算を発表するのが企業にとって一段と厳しくなるのは非常に明ら かだ」と述べた。

保険株など個別銘柄

S&P500種株価指数保険株指数は1.7%高。24銘柄のうち 21銘柄が上昇した。

オールステートは5.7%上昇、アフラックは5%値上がりした。 リンカーンは4.2%上昇した。

スプリントは6.7%高。1-3月期にプリペイド加入者は84 万6000人増加したが、より利益の高い2年契約ベースの加入者が 11万4000人減少した。ただ、前年同期の57万8000人減に比べ ると減少幅は縮小した。

コンステレーションは5.7%上昇。エクセロンはコンステレー ションを約79億ドルの株式交換で買収することで合意した。実現 すれば、エクセロンは原子炉5基を取得し、電力販売で米最大手に なる。

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