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マツダ:今期予想は見送り-前期純損失600億円、震災関連などで

マツダは28日の決算発表で、今期 (2012年3月期)業績予想の開示を見送った。東日本大震災による業 績への影響などが不透明で、現段階で合理的に算定することが困難な ため。予想が可能になった段階で公表するとしている。

前期(11年3月期)純損益は600億円の赤字(前の期は65億円 の赤字)となった。東日本大震災による災害損失や北米事業に対して の関係会社事業損失引当金の計上による特別損失の発生、繰り延べ税 金資産の一部取り崩しなどが響いた。売上高は販売台数の増加で前の 期比7.5%増の2兆3257億円だった。

震災の影響で部品調達が難しくなる中、マツダは4日から本社工 場(広島県)と防府工場(山口県)で入手可能な部品を使用して、限 定的な車両生産を再開。13日からは連続操業し、稼働率が5-7割程 度となっている。

山内孝社長は決算発表会見で、「10月からはフル生産に持ってい ければと思っている」と語った。また、夏場に生産が落ち込むリスク があり、生産をできるだけ前倒す考えを示した。

調達困難な部品について、山内社長はマイコンなど中心に10数点 あることを明らかにした。一方、円高対策に関しては、外貨建て決算 の割合を増やすという。

さらに、山内社長は成長市場のロシア、インド、ブラジルに対し て、軸足を定めて取り組みたいと語り、生産・販売一体で出ていく必 要があるとの認識を示した。事業赤字の北米で工場の撤退については 何も決まっていないと述べた。

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