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京セラ株が連騰、電子部品伸び前期営業利益2.4倍-今期も増益へ

京セラ株が一時、前日比4.6%高 の8830円と大幅続伸。主力の電子部品が好調で、前期(2011年3月 期)の連結営業利益は前の期に比べ2.4倍だったと、27日に発表した。 今期(12年3月期)も営業増益を計画しており、業績伸長を評価した 買いで2月17日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を回復した。

11年3月期の連結営業利益は前の期に比べ2.4倍の1559億円と、 従来予想(1470億円)から6.1%上振れた。ファインセラミックや半 導体部品、電子デバイス関連など主力の部品事業を中心に情報通信市 場拡大の恩恵を受けたほか、原価低減努力で円高による目減り分を吸 収した。12年3月期は、7.7%増の1680億円を見込んでいる。

ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは、「各事業と もおおむね会社想定をクリアする順調な実績、コンセンサス予想を大 幅に上回る計画などから短期的に株価はポジティブな反応をする」と、 27日付の投資家向けリポートで見解を示した。同証では、京セラの今 期連結営業益を1470億円と予想していたが、決算発表を受け1520億 円に引き上げた。目標株価は従来の9100円から、今期予想PER(株 価収益率)16倍に当たる9400円に上方修正している。

もっとも高山氏は、会社側の予想に対し「リスクの残る計画」と も指摘。上下期の業績配分が上期3割、下期7割程度とかなり下期偏 重になっているほか、4月の出足がやや計画に対し鈍く、通信事業の 増収増益想定は下期のスマートフォン販売動向次第でリスクが大きい、 点などを懸念材料として挙げている。

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