コンテンツにスキップする

オリックス:外銀融資団から昨年超の枠、BNPパリバなど-関係者

オリックスは28日、BNPパリバ など外銀18行と6億ドル(約490億円)の協調融資枠を確保した。外 銀シンジケート団が昨年(5.26億ドル)を超える融資枠を付与したこと で、東日本大震災を受け慎重になっていた一部海外金融機関が日本のロ ーン市場に回帰する契機になるとの見方も浮上している。

複数の関係者によると、この融資枠は既契約の更新で、期間は1年 間。主幹事のBNPパリバとクレディアグリコル銀行に加え、RBS、 蘭ING銀行、豪ANZ、ウエストパック銀行、コモンウェルス銀行、 伊インテサ・サンパオロなど計18行が参加する。オリックス広報部の 堀井淳氏は28日午後、契約締結の事実を確認した。

融資枠はドル建てだが、豪ドル、日本円、韓国ウォンでも引き出せ る。使途は大型買収など急な資金需要に備えたもの。オリックスは、昨 年は設定した枠を使わなかった。

融資は3月11日の大震災発生を挟んだ同月7日から4月15日かけ て募集した。関係者によると、原子力発電所事故による放射能汚染で経 済活動が停滞するとの懸念から、アジア諸国には契約を更新しなかった 銀行もあったという。一方で日本の中長期的な復興に期待した欧米勢を 中心に、参加行は前年より5行増えた。

ドイツ証券の清水純一アナリストは、「オリックスは被災地域での 過大な投資などはなく、震災後も信用力は変わらない」とし、今回の契 約更新で日本企業に対して冷静な海外勢の姿が確認できたと指摘。融資 枠の大きさも踏まえ、「震災の影響を見極めようとしていた金融機関に 対するアナウンス効果にもなるだろう」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE