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ブラジル株:ボベスパ指数は約1週間ぶり大幅安~一段の引き締め懸念

27日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が反落し、約1週間ぶりの大幅安となった。同国 内の与信の伸びが鈍化したものの、当局による一段の抑制策は避けら れないとの見方から銀行株が売られたほか、中国需要の減退懸念を受 けた金属相場下落が響いた。

バンコ・ド・エスタド・ド・リオ・グランデ・ド・スル(バンリ スル)は2008年11月以来の大幅下落。同行株の投資判断を英銀バ ークレイズが引き下げたほか、3月の銀行融資残高の伸び率が前月を 下回ったとのブラジル中央銀行のこの日の発表が手掛かり。MSCI ブラジル金融株指数は一時2.5%安まで下落。金属価格の下落を受け て、鉄鉱石生産で世界最大手のヴァーレも値下がりした。

ボベスパ指数は前日比1.3%安の66264.47で終了。同指数構成 銘柄のうち値下がりは54銘柄、値上がりは13銘柄。通貨レアルは

0.3%安の1ドル=1.5665レアル。

証券会社アゴラ・コレトーラ(リオデジャネイロ)の銀行アナリ スト、アロイシオ・レモス氏は「与信の伸びは、一部セクターで鈍化 がみられるものの継続している」と指摘。「政府が新たな措置を講じる のは避けられないだろう」と説明した。

ブラジル中銀が発表した3月の融資残高は前月の改定値と比べ 1%増加し、1兆7500億レアル(約92兆円)となった。前月は同

1.3%増だった。政府は需要とインフレの抑制に向けた取り組みを一 段と強化している。中銀幹部はこの日、記者団に対し、融資残高の伸 び率は、前年比で3月の20.7%から、年末までに13%に鈍化すると の見通しを示した。

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