コンテンツにスキップする

4月27日の米国マーケットサマリー:ドルは対ユーロで下落

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4787 1.4644 ドル/円 82.08 81.55 ユーロ/円 121.37 119.42

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 12,690.96 +95.59 +.8% S&P500種 1,355.66 +8.42 +.6% ナスダック総合指数 2,869.88 +22.34 +.8%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .64% +.04 米国債10年物 3.35% +.04 米国債30年物 4.46% +.07

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変 化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,517.10 +13.60 +.90% 原油先物 (ドル/バレル) 113.28 +1.07 +.95%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対して7営業日 続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は会合後の声明で、インフ レ加速は一時的なものになる可能性が高いとの認識を示した。6000 億ドルの国債購入計画については予定通り6月で終了させることで合 意した。

ドルは一時、2009年12月以来の安値水準を付けた。当局が借 り入れコストを低水準で維持するとの観測が背景。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、ヴァシーリ・セレブ リアコフ氏(ニューヨーク在勤)は、「FOMCは現状維持の方針だ」 指摘。「これは一段のドル安の妨げにはならない。米国債プログラム にも予想通り変更はなかった」と述べた。

ニューヨーク時間午後零時54分現在、ドルはユーロに対して前 日比0.4%安の1ユーロ=1.4697ドル(前日は1.4644ドル)。 ドルは円に対して1%高の82円36銭(同81円55銭)。ユーロは 円に対して1ユーロ=121円08銭(同119円42銭)。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は過去6営業日で5日 目の上げ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金 利を据え置き、インフレ加速は一時的な現象の可能性が高いと指摘し た。

複合大手のゼネラル・エレクトリック(GE)は上昇。増配を 継続したいとの意向が好感された。米格付け会社ムーディーズも高い。 同社の四半期利益は予想を25%上回った。油田サービス3位のベー カー・ヒューズは4.4%上昇。業績がアナリスト予想を上回ったのが 手掛かりだった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は0.6%高の1355.63で終了。ダウ工業株30種平均は95.59 ドル(0.8%)高の12690.96ドルで終えた。

ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズのエリック・ティー ル最高投資責任者(CIO)は、「一安心している」と述べ、「FO MCの文言に変わりはなかった。少なくとも年内から来年にかけて、 緩和的な政策が続くだろう。さらに、今の時点ではインフレの兆候も かなり抑制されている。これも支援材料だ。FOMCの声明発表前は 企業が良好な決算を発表した。従って、こうした材料が重なり、今は 株式相場が押し上げられている」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)は26-27 日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に声明を発表し、景気が 「緩やかなペース」で回復しつつあり、インフレ加速は一時的なもの になる可能性が高いとの認識を示した。声明発表後も国債相場は軟調 な展開が続いた。

前日まで3営業日続伸していた米国債相場は、この日は朝方か ら下落。FOMCは6000億ドルの国債購入計画について、予定通 り6月で終了させることで合意した。またこの日は、5年債の入札 が実施された。

JPモルガン・チェースのプライベート・ウェルス・マネジメ ント部門チーフエコノミスト、アンソニー・チャン氏は「金融政策 はなおも有効であり、現行政策が近い将来に終了する兆しは見られ ない」と指摘。「インフレについてのさらなる情報を見込んでいた 向きにとっては、期待外れに終わっただろう。声明は明確だった。 エネルギー価格は厄介だが、一時的なものであり政策には影響しな い」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク 時間午後1時19分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇の3.35%。2年債利回りは5b p上げて0.66%。一時0.70%と、15日以来の高水準を付けた。

◎金先物市場

ニューヨーク金相場先物は一時、1オンス=1530.30ドルと、 過去最高値を更新。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース は緩慢で、ドルが下落し、代替投資先としての金の魅力が増大すると の観測が材料。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比13.60ドル(0.9%)高の1517.10ドルで終了した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は2週間ぶりの高値に上昇。米エネル ギー省が公表したガソリン在庫が2009年8月以来の低水準に減少し たことから買われた。

同省は先週のガソリン在庫が251万バレル減の2億560万バレ ルとなったと発表した。

IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の調査ディレクター、カ イル・クーパー氏は、「ガソリン在庫が減少し、価格が上昇している ため、精製業者は原油への支払いを増やすことが可能だ。業者はガソ リンに加工することで利益を得ること知っているため、原油を得るた めさらに支払うだろう」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は前日 比55セント高の1バレル=112.76ドルと、4月8日以来の高値で 取引を終えた。8日は112.79ドルと、30カ月ぶりの高水準を記録 していた。原油先物は前年比37%高。

ガソリン先物5月限は6.22セント(1.9%)高の1ガロン=

3.4194ドルと、08年7月14日以来の高値で引けた。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212- 617-3007

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net Editor: Shigeki Mori 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE