コンテンツにスキップする

JX:震災で前期に1260億円特損計上-今期にも約300億円

JXホールディングスは27日、東日 本大震災とその後の津波でJX日鉱日石エネルギーなどグループ各社が 保有する資産が被害を受けたことから、2011年3月期に1260億円の特 別損失を計上すると発表した。

同社の平井茂雄副社長は都内で会見し、損失は「資産の売却や投資 の圧縮で賄う」との見解を明らかにした。同社は昨年5月に発表した中 期経営計画で12年度に経常利益3300億円を目指す方針を打ち出してい るが、「現時点で中期経営計画の予定を大きく変える予定はない」と強 調した。

特別損失を計上するものの、11年3月期の純利益は3200億円と従 来予想の水準を維持、経常利益は従来予想を900億円上回る4100億円に なったもようだと発表。原油価格の上昇で、在庫評価の影響による利益 のかさ上げ効果があったことや、石油製品のマージンが改善することが 寄与するという。在庫評価の影響を除いた前期の経常利益も、同400億 円増の3500億円になるという。

今期(12年3月期)の業績にも被災した設備の休止期間中の固定費 などとして300億円程度の特別損失が発生する見込みだという。同社は 5月12日に、前期の業績と今期の業績予想を発表する。

3月11日の震災で、JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所(日量 14万5000バレル)や鹿島製油所(同18万9000バレル)が被災。火災 が発生した仙台製油所は12年夏までに、鹿島製油所は6月中に運転再 開することを計画している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE