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アルミニウム協会:3月のアルミ出荷量、16カ月ぶりに前年割れ

国内最大のアルミ圧延メーカーの古 河スカイや神戸製鋼所などが加盟する日本アルミニウム協会(東京・中 央区)が27日公表した3月のアルミ圧延品(板類と押し出し類の合計) の出荷量は前年同月比8.5%減と16カ月ぶりに前年実績を下回った。東 日本大震災の影響で自動車需要などが落ち込んだ。

3月の同出荷量は、内需と輸出の合計で17万878トンと前年同月の 18万6714トンから減少した。自動車部門は前年同月比20%減の2万372 トン、缶材は2.1%減の3万6229トンだった。建設は7.4%増の4万4591 トンと増えたが、増加率は5カ月ぶりに1けた台にとどまった。輸出も18 %減の1万8207トンと減少した。

協会が同日発表した2010年度のアルミ圧延品統計では、出荷量は205 万2003トンとなり、4年ぶりに前年実績を上回った。22年ぶりに200万 トンを割り込んだ前年度(188万5029トン)に比べ8.9%増加した。

今年4月以降の需要について、石山喬会長(日本軽金属社長)は会見 で「夏まで落ち込む」との見方を明らかにした。復興需要の見通しについ ては、同席した鈴木守夫副会長(立花金属社長)が「仮設住宅関連の需要 がどう出てくるかにもよるが基本的には東日本での建築関係の回復は遅れ る」とし、「今まで計画されていた工事も4-5月にペースダウンする」と 述べ、慎重な見方を示した。

アルミ圧延品出荷(単位:トン、カッコ内前年同月比%)
2010年4月 177,195    (+28.7)
     5月  165,638    (+19.6)
     6月  179.941    (+13.5)
     7月  179,619    (+7.8)
     8月  157,112    (+13.1)
     9月  170,443    (+8.5)
     10月  175,091    (+5.8)
     11月  183,613    (+11.4)
     12月  167.738    (+7.6)
2011年1月  156,643    (+4.2)
     2月   168,092    (+2.3)
     3月   170,878    (+8.5) 速報値
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