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英ロイヤルウエディング:無関心アピールする記念品、英国人に人気

オンラインショップを運営するカ ミラ・プラダ氏は、29日に開催される英国のロイヤルウエディングへ の「無関心を記念して」ジョークの効いた陶器製のマグカップを発売し た。注文が殺到し、オンライン決済サービス、ペイパルの口座が閉鎖さ れかけるところだった。

カナダ人のプラダ氏(34)はインタビューで「コンピューターの前 に座って興奮していた。私の口座残高は1週間半でゼロから1万ポンド (約135万円)に増えた」と振り返る。

ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式を祝うためロン ドンには50万人を超える観光客が訪れ、全英各地でストリートパーテ ィーが開催される予定だ。一方で、英世論調査会社ユーガブ(YouG ov)によると、英国民の約3分の1がこの式典を積極的に無視しよう としている。

型破りな記念品の需要でひともうけしようとしているのはプラダ氏 だけではない。例えば、リディア・リース氏はロイヤルウエディングを テーマにした乗り物酔い用の袋を自身のウェブサイトで販売している。 赤や青、紫、金とさまざまな色を取りそろえた。袋は2つセットで約8 ポンド。ウィリアム王子とミドルトンさんを描いたイラストと「2011 年4月29日にはこれをお手元に」の言葉が添えられている。

リース氏(24)は英北部のカンブリア州出身のグラフィックデザイ ナー。インタビューで「ニュースであまりにも頻繁に報じられたので 『ロイヤルウエディングのことを耳にするのはうんざり』と皆が言って いるのを聞いた。あれはクリスマスのころだった」と話す。約8000袋 が売れ、1つ1つに同氏の手書きのサインが入っているという。

「どうでもいい」

プラダ氏によると、自身が経営する企業ソーリー・バットが販売す るこの「ロイヤルウエディングなんてどうでもいい」と印刷された15 ポンドのマグカップはほぼ売り切れ。購入者の約90%が英国人だった。

売り上げが急増したため、ペイパルはプラダ氏に対し事業が合法で あることを証明する書類を提供するよう要請した。

ロンドンの観光当局によると、29日にロンドンを訪れる観光客は 約110万人と、通常を約60万人上回る見通し。英情報会社データモニ ターの小売業調査部門バーディクト・リサーチによると、観光関連の収 入のほか、食品や飲料の売り上げを含めたロイヤルウエディングの経済 効果は最大6億2000万ポンドに上る可能性がある。

英国の君主制に反対する団体リパブリックは「Not the Royal Wedding」と題するストリートパーティーを計画。広報担当者のグラハ ム・スミス氏によると、地下鉄ホルボーン駅に近いレッド・ライオン・ スクエアで開催予定のこの催しには、スウェーデンやオランダなど欧州 の他の国々の君主制に反対する活動家ら約500人が参加する見通しだ。

スミス氏は「この国の君主制を廃止し正真正銘の民主主義を実現す るという願いを表明する楽しくて積極的な方法だ」と述べた。

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