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米国株:上昇、S&P500種08年来の高値-3Mなど決算が良好

米株式相場は上昇。S&P500 種株価指数は2008年6月以来の高値で引けた。米日用品・工業品メ ーカーの3Mや小荷物輸送のユナイテッド・パーセル・サービス(U PS)、自動車のフォード・モーターなどのアナリスト予想を上回る 業績が好感された。

3Mは1.9%高。UPSは利益予想の引き上げが材料視され、

0.9%上昇。1-3月(第1四半期)決算で22%の増益を記録したフ ォードは0.8%上昇した。デルタ航空は11%上昇。アナリストの予 想ほど損失を出さなかったのが買いを誘った。同社は運賃の引き上げ で、燃料コスト上昇に伴う影響を軽減できた。

S&P500種株価指数は0.9%高の1347.24で終了。2008年 6月17日以来の高値だった。ダウ工業株30種平均は115.49ドル (0.9%)高の12595.37ドルで終えた。

PNCウェルス・マネジメントの主任投資ストラテジスト、E. ウィリアム・ストーン氏は、「今回の決算シーズンは驚くほど良好だ」 と述べ、「とても励みになる。世界的な景気回復を裏付けている。こ のまま好業績が続くと信じるなら、今の相場はまだ割高ではないと言 えよう」と続けた。

好調な企業決算

S&P500種は年初来安値から7.2%値を戻した。政府の対策 や企業の好業績に支えられている。ブルームバーグがまとめたデータ によると、4月11日以降、四半期決算を発表したS&P500種採用 企業154社のうち、1株当たり利益がアナリスト予想を上回ったのは 79%。

MFグローバルのテクニカル分析担当共同責任者クレイグ・ペ スキン氏は、「S&P500種が2008年6月以来の高値に上昇した現 在、市場参加者は米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定や 会合後の記者会見よりも企業業績を気にしているようだ」と述べ、 「市場は典型的な決算シーズンのパターンを追っている。今回の決算 期が終わるまで強気相場は続くだろう」と話した。

朝方発表された消費者信頼感指数を受けて、この日の相場は上 値を伸ばした。米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した 4月の消費者信頼感指数は65.4と、前月の63.8(速報値63.4)か ら1.6ポイント上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予 想の中央値は64.5だった。

3Mが上昇

3Mは1.9%上昇。通期利益の見通し引き上げが上げ材料とな った。同社の1-3月(第1四半期)決算は利益が前年同期比16% 増加し、アナリスト予想を上回った。ソーラーパネル向けフィルム製 造部門で需要が伸びた。

UPSは0.9%の値上がり。同社も通期の利益予想を上方修正 したのが好感された。1-3月は国際配送需要の拡大が寄与し、アナ リスト予想を上回る利益を計上した。

フォード・モーターは0.8%高。1-3月決算は利益が前年同 期比で22%増加し、同四半期として1998年以来の最高となった。 燃費の良い新モデル投入で販売単価が上昇し利益に寄与した。

世界2位の航空会社、デルタ航空は11%急伸した。デルタを含 め米航空会社各社は、高騰するジェット燃料による影響を緩和するた め、1-3月期で6度の運賃引き上げを実施した。

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