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NY外為:ドル、対ユーロ6日続落-FOMCが政策維持の観測

ニューヨーク外国為替市場では、 ドルがユーロに対して6営業日続落。2009年5月以来最長の連続安 に並んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)が景気下支えのため、 低金利政策を継続するとの観測が背景。

米連邦準備制度理事会(FRB)が算出する貿易加重ドル指数は 過去最低水準付近となった。FRBは2日間の日程でFOMCを開催 し、27日にはバーナンキ議長が会合後初の記者会見に臨む。ニュー ジーランド・ドルや南アフリカ・ランド、オーストラリア・ドルなど 資源国通貨の上昇が目立った。オーストラリア・ドルは過去最高値を 付けた。

為替取引を手掛けるテンパス・コンサルティングのストラテジス ト、ジョン・ドイル氏は「市場は現在、バーナンキ議長の明日の発言 を待っている」と指摘。「オーストラリア・ドルは米ドルに対して過 去最高値となるなど大きく上昇している。全般的に、商品価格は依然 として非常に高い」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時現在、ドルはユーロに対して前日比

0.4%安の1ユーロ=1.4641ドル(前日は1.4582ドル)。一時 は1.4657ドルと、09年12月以来の安値を付ける場面もあった。 月初からでは3.3%安。ドルは円に対して0.3%安の1ドル=81 円55銭(同81円83銭)。ユーロは円に対してほぼ変わらずの1 ユーロ=119円38銭(同119円32銭)。

FRBの貿易加重ドル指数は21日に過去最低水準の69.0337 に低下した。同数値は今週公表された。

豪ドル

オーストラリア・ドルは、同国の消費者物価指数(CPI)の発 表を前に過去最高値に上昇。エコノミスト調査によると、同国のイン フレは1-3月(第1四半期)に1.2%上昇と、前四半期の0.4% 上昇から伸びが加速したと予想されている。

MFグローバル・ホールディングスのアナリスト、ジェシカ・ホ バーセン氏(シカゴ在勤)は「明日のFOMCの政策決定を控えて唯 一重要となるイベントリスクはオーストラリアのCPI統計だ」と述 べた。

豪ドルは米ドルに対して1豪ドル=1.0775米ドル。一時は

0.7%高の1.0792米ドルと、1983年の変動相場制移行後の最高 値を付けた。

ガイトナー財務長官

ガイトナー米財務長官はこの日、「強いドル」に対する政府とし ての支持をあらためて示し、貿易での優位性を目的としたドル安政策 はとらないと言明した。

同長官はニューヨークの米外交問題評議会(CFR)で、「これ までも、また私が長官である限りは今後も、強いドルが国家としての 米国の利益であることに変わりはない」と発言。「経済的な優位性を 得るための通貨安政策は決して導入しない」と述べた。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)の ドル指数は0.3%下げて73.788。月初からは2.7%の低下。21 日には73.735と、08年8月以来の最低を付けた。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、全員がF OMCは政策金利を0-0.25%で据え置くと予想している。FOM Cはまた、6000億ドルの米国債購入を予定通り6月に完了する計画 を発表する可能性がある。

ユーロは円とドルの両方に対して上昇する場面もあった。欧州中 央銀行(ECB)のトリシェ総裁が、政策当局者はインフレ期待のい かなる高まりも回避しなければならないとの認識を示したことに反応 した。

トリシェ総裁はフィンランド紙ヘルシンギン・サノマット(HS) と同カウパッレティとのインタビューで、「二次的影響のリスクはあ ちこちにある」と発言したと、ECBが26日、ウェブサイト上に掲 載した。二次的影響は、消費者物価の上昇が大幅な賃上げを促し、そ れが波及してインフレを加速させる状況を指す。

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