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4月26日の欧州マーケットサマリー:ギリシャ債利回りが最高更新

欧州の為替・株式・債券・商 品相場は次の通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4634 1.4582 ドル/円 81.74 81.83 ユーロ/円 119.62 119.32

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 281.23 +.76 +.3% 英FT100 6,069.36 +51.06 +.8% 独DAX 7,356.51 +61.02 +.8% 仏CAC40 4,045.29 +23.41 +.6%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.73% -.03 独国債10年物 3.25% -.01 英国債10年物 3.49% -.04

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,497.50 -6.50 -.43% 原油 北海ブレント 123.77 +.11 +.09%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は4営業日続伸。中国による主要銀行の資本基準引 き上げが報じられたものの、UBSの1-3月(第1四半期)利益が 予想以上だったことが相場を押し上げた。

スイスの銀行、UBSは2カ月余りで最大の値上がり。ウェルス マネジメント部門は2007年末以来で最大の資金純流入となった。イ タリアの乳製品メーカー、パルマラットは11%の大幅高。同業の仏 ラクタリス・グループがパルマラットの未保有株取得案を提示したこ とが手掛かり。

一方、商品相場が5営業日ぶりに下落したことを背景に資源株が 売られ、株価指数は伸び悩んだ。

ストックス欧州600指数は前営業日比0.3%高の281.23で 終了。騰落比率は約2対1。前週は週間ベースで1%上昇。3月17 日に付けた年初来安値から7.3%戻している。

アーバスノット・セキュリティーズ(ロンドン)のジェームズ・ ファーガソン氏はブルームバーグテレビジョンに対し、銀行の決算発 表が本格化する中で「楽観する根拠はある」と発言。さらに、投資家 は「銀行のトレーディング業務頼みだ。これは極めて好調となる可能 性がある一方で、大幅に悪化する可能性もある。前途有望なのは合 併・買収(M&A)だ。バランスシートが膨れ上がった企業は数多い」 と続けた。

26日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が上昇。 22日と25日の西欧の株式市場は復活祭前後の祝日で休場だった。

◎欧州債券市場

欧州債市場ではギリシャとアイルランド、ポルトガルの国債利回 りがいずれも過去最高を更新した。これらの高債務国が債務再編を回 避できないとの観測が高まったことが背景にある。

アイルランド2年債利回りはユーロ導入以後の最高となる

12.08%に達した。欧州連合(EU)がこの日、アイルランドの昨年 の債務がユーロ圏加盟国で最も膨らんだと発表したことがきっかけ。 ギリシャ2年債利回りは月初来でほぼ870ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)近く上げ、この日は24.45%となった。ギリシャ が債務再編する際にはヘアカット(債務減免)を免れないとの見方が 織り込まれつつある。ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会) のメンバー、ラルス・フェルト氏は、ギリシャの債務再編は避けられ ないだろうとの見解を示した。

コメルツ銀行(フランクフルト)の債券ストラテジー部門責任者、 クリストフ・リーガー氏は、「債務再編の観測が高まっており、これ がギリシャ国債の利回りに反映されている」と述べ、「ギリシャ国債 への支援要因はまったくない。国債価格は再編が発表された場合に市 場関係者が見込んむ適切なヘアカットからはまだかなり離れている」 と続けた。

ギリシャ2年債利回りは一時、ユーロ導入以降で最高の

24.45%に達した。ロンドン時間午後5時7分現在は24.24%。同 国債(表面利率4.6%、2013年償還)価格は1.39ポイント下げ

70.79。ギリシャ10年債利回りは15.38%で、これも過去最高を 付けた。先月31日は12.84%だった。

ポルトガル2年債利回りも一時11.74%となりユーロ導入以降 の最高を更新。先月末は8.78%。ポルトガル10年債利回りも過去 最高となる9.61%まで上げた。先月末は8.41%。

一方、ドイツ2年債利回りは1カ月ぶり低水準まで2bp未満に 迫った。ギリシャ不安で域内で最も安全とされるドイツ国債に対する 需要が高まった。独2年債利回りは3bp低下の1.73%。独10年 債利回りは2bp下げ3.24%。

◎英国債市場

英国債相場は上昇。製造業の受注落ち込みを背景に、イングラン ド銀行(英中央銀行)が金融政策を引き締めるとの観測が後退した。

2年債利回りは少なくとも4カ月ぶり低水準を付けた。英国産業 連盟(CBI)が発表した4月の製造業受注指数はマイナス11と、 3月のプラス5から悪化。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコ ノミスト9人の予想中央値はプラス2だった。27日発表の1-3月 (第1四半期)国内総生産(GDP)統計は前期比0.5%増が予想 されている。

エボリューション・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリス ト、エリザベス・アフセス氏は、「GDP統計が弱い内容となれば、 英国債への支援が強まる。早期の利上げ見通しがかなり低下するため だ」と語った。

ロンドン時間午後4時16分現在、10年債利回りは前営業日比 4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.48%。同 国債(表面利率3.75%、2020年9月償還)価格は0.345ポイン ト上げ102.11。2年債利回りも4bp下げ1.09%と、昨年12月 13日以来の低水準を付けた。

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