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サルコジ仏大統領:次期ECB総裁にドラギ伊中銀総裁支持を表明

フランスのサルコジ大統領は 26日、欧州中央銀行(ECB)の次期総裁にドラギ・イタリア 中銀総裁(63)を支持すると表明した。ドラギ総裁の「資質」を評 価した。

ドイツの複数の当局者もドラギ氏支持を示唆しており、同氏 をECB次期総裁に推すイタリアの運動に弾みがついてきた。

サルコジ大統領はローマでイタリアのベルルスコーニ首相 とともに記者会見し、「フランスは次期ECB総裁としてイタリ アの候補を喜んで支持する」と述べた。「ドラギ氏のことはよく 知っている。イタリア人だからというのではなく、その資質から 同氏を支持する。欧州内での位置や役割について疑問を感じてい るかもしれないイタリアに対して、良いシグナルを送ることにも なる」と語った。

ECB総裁人事でも鍵を握るドイツのメルケル首相はまだ 旗幟を鮮明にしていないものの、メルケル政権の高官らはトリシェ ECB総裁の後任としてドイツの候補にこだわらないと述べてい る。

トリシェ総裁の任期満了を10月31日に控え、次期総裁指名 の期限は6月下旬ごろ。想定されるポルトガル救済で高債務国への 支援がさらに膨らむことが必至な中で、メルケル首相は南欧の国か ら次期ECB総裁を選ぶことに国内での反対に直面する可能性も ある。

INGグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏 は、ドラギ氏で「決まりのようだ」として、「ドイツ政府は国民 を納得させる方法を考える必要がある」と話した。

ドイツ連邦銀行のウェーバー総裁が2月に突然、辞意を表明し、 ECB総裁レースから離脱したことを受け、ドラギ氏が次期ECB 総裁の最有力候補になった。ショイブレ独財務相もドラギ氏就任の 可能性が高いとみているという。

ドラギ氏がECB総裁となる場合、同じイタリア人のビニス マギ理事が退任し、トリシェ現総裁に代わってフランスから理事 が出る公算が大きい。ベルルスコーニ伊首相はフランスからの理 事選出に同意したという。

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