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インドの銀行のスイス・フラン建て債、欧州で人気-クレジット市場

インドの銀行によるスイス・フ ラン建て債の発行額が、今年の海外の資金調達総額の約4分の1に相 当するほぼ10億ドル(約820億円)に達する勢いだ。24年ぶりに発 行されたインド企業のスイス・フラン建て債に対し、欧州投資家の需 要が高まっている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、国営のインド産業開 発銀行(IDBI)は来月、同国の銀行としては今年4番目となるス イス・フラン建ての起債に向けスイスの投資家と面談する。ユニオ ン・バンク・オブ・インディアが発行したスイス・フラン建て債 (2015年8月償還、表面利率3.375%)の利回りは、同等の年限と格 付けを持つスイスのセメントメーカー、ホルシムの社債利回りを109 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る。

ドル指数が年初から6.5%下落し、資金調達の代替手段を求める 動きが活発化する中、インド企業は今年、1987年以来初めてスイス・ フラン建て債の発行に踏み切った。欧州の投資家は、利回り水準の高 さに加え、インドの高い経済成長見通しに引きつけられている。同国 政府は2012年度(11年4月-12年3月)の成長率を9%超と予測し ている。

アバディーン・アセット・マネジメントのクレジットアナリスト、 ピエール・ファドゥール氏(シンガポール在勤)は「スイスの金利は 相対的に低いため、新興市場債に対する旺盛な需要がある」と述べる 一方、「発行体側はスイス市場での知名度向上を期待している」と語 った。

ブルームバーグのデータによれば、今年に入りインド輸出入銀行 とインドステイト銀行、ユニオン・バンク・オブ・インディアがスイ ス・フラン建て債を合計6億6000万スイス・フラン(約620億円) 発行している。

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