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韓国と台湾:利上げ継続の可能性-成長減速でもインフレ圧力収まらず

韓国と台湾では、1-3月(第1 四半期)に成長が減速したもようだが、インフレ圧力の緩和につながら ず、今後も利上げを継続せざるを得ない可能性がある。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト12人を対象にまとめた 調査の予想中央値では、韓国の1-3月の国内総生産(GDP)は前年 同期比4.2%増と見込まれている。2010年10-12月(第4四半期) は同4.7%増だった。アナリスト14人の予想中央値によれば、台湾の 成長率は6.92%から5%に鈍化する公算が大きい。

東日本大震災と中国の金融引き締めの影響で、韓国のサムスン電 子や台湾積体電路製造(TSMC)などアジアの輸出業者のリスクは拡 大しているものの、韓国と台湾では商品価格上昇と資金流入に伴いイン フレが加速している。バークレイズ・キャピタルによれば、韓国と台湾 の当局は年内に複数回の利上げを実施する可能性があるという。

バークレイズのエコノミスト、梁偉豪氏(シンガポール在勤)は 「成長とインフレのバランスを取ることが、政策担当者の直面する課題 としてますます重要になるだろう」と分析。「韓国だけでなく、台湾で もコアインフレ圧力が強まりつつある」と指摘した。

同氏は、韓国銀行(中央銀行)が5、7、9月に政策金利を引き 上げる可能性があると予想。台湾の中央銀行は6、9、12月に利上げ の可能性があるとみている。

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