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中国の五鉱資源:豪エキノックス買収計画を撤回-買収合戦を回避

金属取引で中国最大手、中国五鉱 集団傘下の五鉱資源は26日、オーストラリアの鉱山会社エキノック ス・ミネラルズの買収計画を撤回した。世界最大の産金会社、カナダ のバリック・ゴールドが五鉱資源を上回る買収提示額を示したことを 受けた措置。

五鉱資源のアンドルー・マイケルモア最高経営責任者(CEO) は資料で、「バリックが示した買収額はわれわれの最も積極的な評価額 を上回っている」と表明した。

五鉱資源がエキノックスを1株につき7カナダ・ドルで買収する と提案したのに対し、トロントに本社を置くバリックは25日に1株当 たり8.15カナダ・ドル、総額73億2000万カナダ・ドル(約6300億 円)での買収案を提示したと発表した。

五鉱資源の買収計画撤回で、バリックは豪パースを本拠地とする エキノックス買収に向け大きく前進した。買収が成立すれば、同社が 持つザンビアのルムワナ鉱山とサウジアラビア最大の銅鉱床を取得す る。

バリックの提案はエキノックスの株式を純利益の28倍と評価して おり、業界の合併・買収(M&A)案件としては最も割高な水準とな る。

マイケルモアCEOは、五鉱資源がエキノックスに対する持ち分 約4.2%が財務面で非常に魅力的になっていると説明した上で、「他の 機会に目を向ける」ことを明らかにした。

25日の発表資料によれば、バリック、エキノックス両社の取締役 会は統合に合意しているものの、実現にはエキノックス株主の3分の 2以上の承認が必要。

エキノックス買収はバリックにとって2番目に大きなM&Aとな る。ブルームバーグのデータによれば、バリック最大のM&Aは5年 前のプレーサー・ドーム買収で、純債務を含め99億3000万米ドル(現 在のレートで約8100億円)規模だった。

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