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新神戸電株5連騰、自動車バッテリー伸び前期大幅増益-今期増配

新神戸電機株が一時、前日比2.6% 高の1206円と5連騰。自動車バッテリーの販売が伸長、産業用電池も 増収を確保し、前期決算は増収増益を達成した。また、東日本大震災 の影響で、主要取引先である自動車メーカーの生産動向が不透明な中、 今期の売上高と営業利益は前期比横ばい、配当は増額を計画しており、 業況の堅調さを好感する買いが優勢となった。

新神戸電が25日発表した前期(2011年3月期)連結決算は、売 上高が前の期に比べ26%増の920億円、営業利益は同33%増の70億 円となった。自動車バッテリーは、販売ルートの開拓に加え、昨年の 猛暑と厳冬といった季節要因もあり、補修用で高付加価値製品の販売 が好調だった。新車用でも、エコカー補助金や減税に伴う自動車生産 台数の増加とともに伸びた。産業用電池も、主力の通信業界向けなど を中心に前年実績を上回ったとしている

震災に伴うサプライチェーンの問題などを抱える中、今期(12年 3月期)連結業績は、売上高で920億円、営業利益で70 億円ととも に前期比横ばいを計画。自動車向けの樹脂成形品が上期中心に苦戦す るものの、海外向け比率の高いコンデンサー、復興需要が見込める産 業用電池の伸びが補う。年間配当は前期比1円増の14円を予定する。

同社広報担当の岡本健氏は、震災によるサプライチェーンへの影 響、電力不足の問題など不透明要因が多く、「通常のファンダメンタル だけでは予測が難しい中、業績計画を出すか出さないか判断に迷った」 と言う。主要取引先の自動車メーカー操業度合いについては、上期に 前年同期比3割減、下期は横ばいまで持ち直すと仮定した。

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